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J-GLOBAL ID：201302287436308991   整理番号：13A1856029

固形腫瘍におけるシアリル化エピトープのターゲティングのためのフェニルボロン酸組込み高分子ミセル

Phenylboronic Acid-Installed Polymeric Micelles for Targeting Sialylated Epitopes in Solid Tumors

著者 (10件)： DESHAYES Stephanie (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  CABRAL Horacio (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ISHII Takehiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MIURA Yutaka (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KOBAYASHI Shutaro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YAMASHITA Takashi (Tokyo Univ. Sci., Chiba-ken, JPN) ,  MATSUMOTO Akira (Tokyo Medical and Dental Univ., Tokyo, JPN) ,  MIYAHARA Yuji (Tokyo Medical and Dental Univ., Tokyo, JPN) ,  NISHIYAMA Nobuhiro (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  KATAOKA Kazunori (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 135  号： 41  ページ： 15501-15507  発行年： 2013年10月16日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シアリル化グリカンは腫瘍細胞において広範に過剰発現しており,抗腫瘍療法の好適な標的と考えられる。フェニルボロン酸(PBA)はシアル酸(SA)を選択的に認識可能である。本研究では,癌細胞において過剰発現するシアリル化エピトープのターゲティングを目的とした,抗癌剤オキサリプラチンの複合体を取り込んだPBA組込みミセル性ナノ担体を開発した。PBA組込み後,ミセルは,腫瘍内pH条件であるpH6.5でもSAに対して高親和性を示し,B16F10マウス黒色腫細胞の認識と取込みとin vitro細胞毒性が改善していた。in vivoでは,PBA組込みミセルは黒色腫の同所性と肺転移のモデルにおいて,腫瘍増殖速度を効率的に低下させた。以上の結果は,PBA組込みナノ担体の腫瘍ターゲティング能が増強していることを示す。

シソーラス用語： 固形腫瘍 ,  *ミセル ,  エピトープ ,  グリコシル化 ,  *ターゲティング ,  カルボン酸塩 ,  白金錯体 ,  抗腫瘍薬 ,  アミノ糖 ,  キャリア ,  薬物担体 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞
準シソーラス用語： *高分子ミセル ,  シアリル化 ,  オキサリプラチン ,  シアル酸 ,  ナノ担体 ,  B16F10細胞 ,  *腫瘍ターゲティング

分類 (2件)： 生物薬剤学(基礎)  (GY01021U) ,  腫ようの実験的治療  (GE02040Y)

物質索引 (1件)： フェニルボロン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 固形腫瘍 ,  シアリル化 ,  エピトープ ,  ターゲティング ,  フェニルボロン酸 ,  組込み ,  高分子ミセル