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J-GLOBAL ID：201302287710857069   整理番号：13A1280665

共生サンゴにおける呼吸的電子伝達系活性とその石灰化へのリンク

Respiratory electron transport system activity in symbiotic corals and its link to calcification

著者 (5件)： AGOSTINI Sylvain (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  FUJIMURA Hiroyuki (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  FUJITA Kazuhiko (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  SUZUKI Yoshimi (Shizuoka Univ., Shizuoka, JPN) ,  NAKANO Yoshikatsu (Univ. the Ryukyus, Okinawa, JPN)
資料名： Aquatic Biology  (Aquatic Biology)
巻： 18  号： 2  ページ： 125-139  発行年： 2013年05月 
JST資料番号： W2394A  ISSN： 1864-7782  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 造礁サンゴの呼吸速度を呼吸による電子伝達系活性(ETSA)を測定することによって測定した。利用した方法はINTのホルマザンへの還元に基づく。この手法を沖縄の沿岸沖で採取した5種類のサンゴ,Galaxea fascicularis,Porites cylindrica,Pocillopora damicornis,Montipora digitata及びPorites sp.のコロニーに適用した。光合成,暗呼吸及び明・暗石灰化を含む代謝を培養を通して測定した。宿主と褐色藻の画分を分離し,それらのETSA,蛋白質含有量及び褐色藻密度を測定した。ETSA/暗呼吸比の平均値は宿主で1.7±0.2~3.5±0.6の範囲であった。一方,褐色藻におけるこの比は3.7~7.8の範囲であった。この結果から,褐色藻においては光合成に伴う呼吸は暗呼吸に比べて5倍大きくなり得ることが示された。一方,宿主では明呼吸は暗呼吸に比べてたかだか3.5倍増加し得る程度である。

シソーラス用語： 生物 ,  花虫類 ,  電子伝達系 ,  *呼吸 ,  石灰化 ,  沖縄県 ,  イシサンゴ類 ,  代謝 ,  光合成 ,  タンパク質 ,  藻類 ,  ミトコンドリア ,  二酸化炭素 ,  カルシウム化合物 ,  金属イオン ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族ニトロ化合物 ,  芳香族ヨウ素化合物 ,  オニウム化合物 ,  ヒドラゾン
準シソーラス用語： Galaxea fascicularis ,  Montipora digitata ,  Pocillopora damicornis ,  Porites cylindrica ,  Porites sp. ,  カルシウムイオン ,  *サンゴ ,  褐色藻 ,  *共生生物 ,  造礁サンゴ

分類 (2件)： 吸収系一般  (EJ05010Z) ,  個体群生態学  (EE03030S)

物質索引 (3件)： ATP ,  INT ,  ホルマザン

タイトルに関連する用語 (7件)： 共生 ,  サンゴ ,  呼吸 ,  電子伝達系 ,  活性 ,  石灰化 ,  リンク