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J-GLOBAL ID:201302287721986235   整理番号:13A0412619

ケフィアから単離されたLactobacillus plantarumはEscherichia coli O157:H7由来のタイプ-IIShiga毒素による細胞毒性からベロ細胞を保護する

Lactobacillus plantarum isolated from kefir protects vero cells from cytotoxicity by type-II shiga toxin from Escherichia coli O157:H7
著者 (6件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 64-71  発行年: 2013年02月 
JST資料番号: C0281A  ISSN: 0022-0299  CODEN: JDRSAN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ケフィアは酸味のある発酵乳で,東ヨーロッパのコーカサス地方で広く飲用されている。また,その消費は乳糖消化の改良,抗酸化活性および免疫応答の調節と関連性があると報告されている。ケフィアはEscherichia coli,Salmonella typhi,Shigella sonnei,Candida albicansおよびStaphylococcus aureusに対する抗微生物活性を有することが証明された。ケフィア菌から分離されたある種の乳酸菌に食品由来疾病に関連するある種の病原菌に対して拮抗作用のあることが示された。ここでは,ケフィアから単離されたLactobacillus plantarumによるEscherichia coli O157:H7由来のタイプ-IIShiga毒素による細胞毒性からのベロ細胞の保護作用,およびその阻害の際のLactobacillus細胞壁の役割について検討した。Esch. coli O157:H7菌株69160の培養上清液は培養真核細胞に対して細胞毒性作用を有しており,3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2,5-ジフェニールテトラゾリウム-ブロミド-開裂分析または乳酸デヒドロゲナーゼ放出により確かめた。実験の結果,Lb. plantarum CIDCA83114は菌株69160上清中に存在するStyの細胞毒性活性を減じた。この保護作用はLactobacillus kefirCIDCA83113および8348,およびLactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus CIDCA 333よりも著しく高かった。細胞毒性の拮抗作用はLb. plantarum細胞壁でも模倣されたが,加熱またはプロテイナーゼ処理により減じられた。これは,保護機構に関与しているのは蛋白質またはペプチドであることを示していた。乳酸菌の表面はStxのサブユニットBと結合して細胞毒性を減じさせた。これらの相互作用はEsch. coli O157:H7上清による損害を防ぐための最初の段階を示したものである。これは,この食品病原菌の有害作用を潜在的に和らげる重要な手段を意味している。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
乳製品  ,  微生物の生化学 

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