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J-GLOBAL ID：201302288293669978   整理番号：13A1273814

東北日本からの新規のPolydora種(多毛綱:Spionidae)の形態と18S rRNA遺伝子配列と生活史

Morphology, 18S rRNA gene sequence and life history of a new Polydora species (Polychaeta: Spionidae) from northeastern Japan

著者 (5件)： TERAMOTO Wataru (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SATO-OKOSHI Waka (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  ABE Hirokazu (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  NISHITANI Goh (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  ENDO Yoshinari (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Aquatic Biology  (Aquatic Biology)
巻： 18  号： 1  ページ： 31-45  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： W2394A  ISSN： 1864-7782  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 東北地方の女川湾で養殖されているホタテ貝の貝殻から穿孔性多毛類でスピオ科のポリドラ類Polydora onagawaensisを採取し,その形態,繁殖,生活史などを調べ,18S rRNA遺伝子配列を決定した。成体は中程度の大きさ(長さ15mm前後,幅1mm前後)で口肢と体の黒い色素沈着があった。それらは貝殻に穴を掘って生息し,左よりも右側の貝殻に多く,一つの貝殻に最大115個体の生息を観察した。10月から6月の海水温が15°C以下の時期に,メスは数珠状の卵嚢を繰り返し産んだ。幼生は最初卵嚢内で発育し,2週間後にプランクトン性の幼生としてそこから出た。産卵は主に12月に生じ,1月過ぎから貝殻上の個体数が増加し,大きな個体は7~10月に姿を消した。この種の寿命を約1.5年と推定した。

シソーラス用語： 湾 ,  *多毛類 ,  東北地方 ,  貝殻 ,  歴史 ,  rRNA遺伝子 ,  産卵 ,  ヌクレオチド配列 ,  系統樹 ,  新種 ,  海水温
準シソーラス用語： 18SrRNA遺伝子 ,  *Polydora onagawaensis ,  ホタテ貝殻 ,  ポリドラ類 ,  女川湾 ,  生活史

分類 (2件)： 動物生態学一般  (EE03010W) ,  動物形態学・解剖学一般  (EJ01040E)

タイトルに関連する用語 (5件)： 日本 ,  多毛綱 ,  形態 ,  rRNA遺伝子 ,  生活史