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J-GLOBAL ID：201302289128734311   整理番号：13A0697829

ハイワイヤー誘引栽培したトマトの主茎基部側枝が果実の糖度と収量に及ぼす影響

Effect of Retaining Basal Lateral Shoot on Total Soluble Solids and Yield in Tomato Trained on a High Wire System

著者 (5件)： 佐々木英和 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶研) ,  河崎靖 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶研) ,  安場健一郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶研) ,  鈴木克己 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶研) ,  高市益行 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶研)
資料名： 野菜茶業研究所研究報告  (Bulletin of the National Institute of Vegetable and Tea Science)
号： 12  ページ： 1-6  発行年： 2013年03月08日 
JST資料番号： F0562E  ISSN： 1346-6984  CODEN： YCKKBL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 収穫の終了した果房より下位葉が除去されるトマトのハイワイヤー誘引栽培において,基部側枝葉が果実糖度と収量,出液速度に及ぼす影響について検討した。果実糖度は,果房段位別にみると第3果房以降の各果房で対照区より基部側枝区の方が有意に高くなった。収量では,対照区と基部側枝区とで違いはなく,可販果の1果重にも違いはみられなかった。出液速度は,基部側枝区の方が対照区よりも大きかった。栽培終了時の茎葉部と果実の新鮮重は,基部側枝区の方が,対照区に比べて重い傾向にあった。根に近い部分に同化葉となる基部側枝葉を残すことで,株当たりの根の活性がより高く維持され,果実糖度は増加することが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *栽培管理 ,  *ワイヤロープ ,  *トマト ,  *茎 ,  *枝 ,  *果実【器官】 ,  *糖度 ,  *作物収量 ,  *葉 ,  *速度 ,  果房 ,  *出液速度 ,  側枝 ,  誘引【栽培】
準シソーラス用語： 1果重 ,  *ハイワイヤー誘引栽培 ,  可販果 ,  可販果収量 ,  *果実糖度 ,  *基部側枝葉 ,  *主茎基部側枝 ,  桃太郎8 ,  誘引栽培

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  農業機械・施設一般  (FB03010O)

引用文献 (16件)：

• Adams, S. (1991): Effects of increasing the salinity of the nutrient solution with major nutrients or sodium chloride on the yield, quality and composition of tomatoes grown in rockwool. J. Hort. Sci., 66, 201-207.
• Adams, S. R., G. C. Woodward and V. M. Vald?s. (2002): The effects of leaf removal and modifying temperature setpoints with solar radiation on tomato yields. J. Hort. Sci. & Biotech., 77, 733-738.
• 福地信彦・本居聡子・宇田川雄二(2004):摘果および整枝がトマトの果実糖度と収量に及ぼす影響.園学研.,3,277-281.
• 羽石重忠・石原良行(2005):トマト促成栽培におけるハイワイヤー整枝法の特性.栃木農試研報.,55,15-26.
• 堀裕(1983):トマトにおける光合成産物の転流.園学雑.,52,113-115.

タイトルに関連する用語 (7件)： ワイヤー ,  誘引栽培 ,  トマト ,  側枝 ,  果実 ,  糖度 ,  収量