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J-GLOBAL ID：201302289317788236   整理番号：13A1781794

岩手県産ワカメ地方株の形態的変異

Morphological variation of local Undaria pinnatifida strains (Laminariales, Phaeophyceae) from Iwate Prefecture, northeastern Japan

著者 (5件)： 難波信由 (北里大 海洋生命科学) ,  藤原孝行 (岩手県水産技セ) ,  桑野和可 (長崎大 大学院生産科学研究科) ,  石川豊 (岩手県水産技セ) ,  加戸隆介 (北里大 海洋生命科学)
資料名： Sessile Organisms  (Sessile Organisms)
巻： 30  号： 2  ページ： 37-41  発行年： 2013年08月25日 
JST資料番号： L1029A  ISSN： 1342-4181  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 優良形質を有するワカメ養殖株選抜のための基礎的知見を得るために,岩手県中部田老と南部の越喜来産のワカメ地方株を養殖環境下で栽培し,形態的変異の有無を検証した。田老株は岩手県産養殖ワカメの葉長に対する藻長の比と藻体湿重量に対する葉の湿重量の比の基準は満たしていなかった。葉の歩留まりが良好で,葉が厚い藻体を形成した。越喜来株は岩手県産養殖ワカメの葉厚基準を満たしていないが,他の基準はすべて満たしていて非常に切れ込みの深い葉を持つ藻体を形成した。本研究の岩手県産ワカメ地方株はワカメ製品として異なる優良形質をもつ養殖藻体を形成することを示した。

シソーラス用語： *ワカメ ,  岩手県 ,  養殖 ,  海藻 ,  葉状体 ,  栽培品種 ,  選択基準 ,  *モルフォロジー ,  海藻食品 ,  形態形質 ,  藻体 ,  *在来品種 ,  *隠花植物 ,  *チガイソ科
準シソーラス用語： *在来種 ,  Undaria pinnatifida ,  *地方品種

分類 (2件)： 海藻類  (FJ13030N) ,  植物形態学・解剖学  (EH01040Y)

引用文献 (20件)：

• Choi, H. G., Y. S. Kim, S. J. Lee and K. W. Nam (2007). Growth and reproductive patterns of Undaria pinnatifida sporophytes in a cultivation farm in Busan, Korea. J. Appl. Phycol., 19, 131–138.
• 石川 豊 (1991).養殖ワカメの量的形質の解析と把握.水産育種,16, 19–24.
• 石川 豊 (1995).藻類の量的形質の遺伝率の推定.水産育種,21, 3–13.
• 石川 豊・赤平英之・山口 仁 (1992).ワカメ地方品種間の形態的差異からみた北海道産ワカメの位置付け.水産育種,17, 19–29.
• 石川 豊・遠藤裕樹 (1994).ワカメ優良品種の作出技術の開発.平成6年度岩手県水産技術センター試験研究概要集,35–36.

タイトルに関連する用語 (6件)： 岩手 ,  ワカメ ,  地方 ,  株 ,  形態 ,  変異