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J-GLOBAL ID：201302289910531977   整理番号：13A0084285

プロトン伝導性アモルファス酸化物薄膜のキャラクタリゼーション

著者 (4件)： YE Ke (北大 院工) ,  青木芳尚 (北大 院工) ,  幅崎浩樹 (北大 院工) ,  永田晋二 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所金属ガラス総合研究センター共同利用研究報告書
巻： 2011  ページ： 12-13  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： L3700A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 200~400°Cの中温度域で作動する燃料電池はPt等の貴金属電極触媒が不要で,高効率かつ安価な電池として期待されている。しかし,この温度域で安定で高いイオン伝導を示す電解質膜が無い事が最大の課題である。著者等により,ZrO₂-WO₃が100°Cでも実用レベルのイオン伝導性を示すが,250°C以上でイオン伝導性を消失する事がわっている。最近,Siを添加したZrO₂-WO₃-SiO₂薄膜が350°Cまでプロトン伝導性を維持できる事を発見した。本研究ではこのプロトン伝導性を持つ陽極酸化したZrO₂-WO₃-SiO₂薄膜のキャラクタリゼーションと特異なイオン伝導挙動を検討した。種々の膜厚の陽極酸化被膜のイオン電導率を測定し,膜厚の減少と共にプロトン伝導率が増加し,200~300nmで電導率の変化が顕著となる。被膜の内層ではなく外層のプロトン伝導率が膜厚依存性を示し,被膜中の水素量がプロトン伝導性の膜厚依存性と関連している可能性がある。

シソーラス用語： *電気伝導率 ,  導体 ,  *非晶質 ,  *薄膜 ,  燃料電池 ,  電解質 ,  膜 ,  *酸化ジルコニウム ,  *酸化タングステン ,  アノード酸化 ,  *二酸化ケイ素 ,  酸化膜 ,  プロトン伝導体 ,  *酸化物薄膜 ,  電解質膜 ,  *プロトン伝導率 ,  化成皮膜
準シソーラス用語： *プロトン伝導性

分類 (1件)： 酸化物薄膜  (BK14050P)

タイトルに関連する用語 (4件)： プロトン伝導性 ,  アモルファス ,  酸化物薄膜 ,  キャラクタリゼーション