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J-GLOBAL ID：201302292146796597   整理番号：13A1718884

ミニキャベツによる栽培土壌から放射性セシウムの経根吸収

Root Uptake of Radiocesium by a Mini Cabbage Growing on Various Potting Soils

著者 (4件)： 石井伸昌 (放医研 放射線防護研究セ) ,  田上恵子 (放医研 放射線防護研究セ) ,  川口勇生 (放医研 放射線防護研究セ) ,  内田滋夫 (放医研 放射線防護研究セ)
資料名： 保健物理  (Japanese Journal of Health Physics)
巻： 48  号： 3  ページ： 150-155  発行年： 2013年09月 
JST資料番号： G0814B  ISSN： 0367-6110  CODEN： HOKBAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島第一原子力発電所事故により,多量の放射性核種が環境中に放出された。放射性降下物は直接沈着や経根吸収を介して農作物を汚染する。本研究では,放射性セシウムで汚染された土壌(赤玉土,腐葉土,浄水発生土)とそうでない土壌を混合し,農作物へ移行し易い園芸用土を調査した。また,舞上がりなどにより直接葉面に付着した放射性セシウムは葉面から吸収される可能性もあることから,葉面吸収についても調べた。赤玉土が汚染された場合,¹³⁷Csがミニキャベツへ最も移行し易いことが分かった。

シソーラス用語： *キャベツ ,  原子炉事故 ,  放射能汚染 ,  フォールアウト ,  *セシウム137 ,  *放射性核種動力学 ,  土壌 ,  土壌汚染 ,  放射線防護 ,  環境汚染
準シソーラス用語： *ミニキャベツ ,  経根吸収 ,  栽培土壌 ,  赤玉土 ,  福島第一原子力発電所事故

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (11件)：

• 1) M. CHINO, H. NAKAYAMA, H. NAGAI, H. TERADA, G. KATATA and H. YAMAZAWA; Preliminary estimation of release amounts of I-131 and Cs-137 accidentally discharged from the fukushima daiichi nuclear power plant into the atmosphere, J. Nucl. Sci. Technol., 48, 1129-1134 (2011).
• 2)K. HIROSE; 2011 fukushima dai-ichi nuclear power plant accident: summary of regional radioactive deposition monitoring results, J. Environ. Radioactiv., 111, 13-17 (2012).
• 3)N. ISHII, K. TAGAMI, H. TAKATA, K. FUITA, I. KAWAGUCHI, Y. WATANABE and S. UCHIDA; Deposition in chiba prefecture, japan, of fukushima daiichi nuclear power plant fallout, Health Phys., 104, 189-194 (2013).
• 4)福島県農業総合センター; 土地の違いにより放射性セシウムの移行係数は異なる, Available at: http://www4.pref.fukushima.jp/nougyou-centre/news/kenkyuuseikasen_h23/h23_housyanou_Part05.pdf, 閲覧2013年3月5日.
• 5)石井伸昌, 田上恵子, 川口勇生, 内田滋夫; 浄水発生土に含まれる¹³⁷Csのコマツナによる経根吸収, Radioisotopes, 62, 447-453 (2013).

タイトルに関連する用語 (4件)： キャベツ ,  栽培土壌 ,  放射性セシウム ,  根