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J-GLOBAL ID：201302292344707907   整理番号：13A1614154

気中キャビテーション噴流によるステンレス鋼の水素脆化防止

著者 (2件)： 高桑脩 (東北大 大学院工学研究科) ,  祖山均 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： ウォータージェット技術年次報告会論文集  (Proceedings of the Annual Meeting for Water Jet Technology)
巻： 2012  ページ： 13-16  発行年： 2013年 
JST資料番号： L8069A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大気中に低速水を噴射しその中心に高速水噴流を噴射することでキャビテーション噴流を実現できる気中キャビテーション装置が開発され金属材料表面処理への高い圧縮残留応力の導入が実証されている。この方法は水槽が不要であり用途拡大が期待されている。本論文では気中キャビテーション噴流を用いて,水素構造材料として使用が検討されているオーステナイト系ステンレス鋼JIS SUS316Lに処理を施し,圧縮残留応力を表面層に導入し,電解チャージ法による水素チャージを行った未処理材および気中キャビテーション噴流処理材の疲労亀裂成長挙動を平面曲げ試験により評価し,気中キャビテーション噴流処理によるSUS316Lの水素加速度疲労亀裂成長の抑止を実証した。

シソーラス用語： 噴流 ,  水素化 ,  *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  残留応力 ,  疲れ亀裂成長 ,  曲げ試験 ,  *水素脆性
準シソーラス用語： SUS316L ,  *キャビテーション噴流 ,  圧縮残留応力 ,  水素添加反応 ,  疲労亀裂

分類 (2件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

引用文献 (4件)：

• H. Soyama and Y. Sekine, Sustainable Surface Modification Using Cavitation Impact for Enhancing Fatigue Strength Demonstrated by a Power Circulating-type Gear Tester, Inter. J. Sustainable Eng., Vol.3,(2010), pp.25-32.
• O. Takakuwa et al., Technique for Strengthening the Electrical Steel Sheet of IPM Motor Using Cavitation Peening, Vol.22, No.2,(2010), pp.6-7.
• A.T. Yokobori, Jr. et al., The Characteristics of Hydrogen Diffusion and Concentration around a Crack Tip Concerned with Hydrogen Embrittlement, Corros. Sci., Vol.44,(2002), pp.407-424.
• H. Soyama et al., Introduction of Compressive Residual Stress into Stainless Steel by Employing a Cavitating Jet in Air, Surf. Coat. Technol., Vol.205,(2011), pp.3167-3174.

タイトルに関連する用語 (4件)： 気 ,  キャビテーション噴流 ,  ステンレス鋼 ,  水素脆化