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J-GLOBAL ID:201302292620759738   整理番号:13A0345026

癌免疫治療のためのpH感受性融合性ポリマーを用いたリポソームに基づく抗原デリバリー系

A liposome-based antigen delivery system using pH-sensitive fusogenic polymers for cancer immunotherapy
著者 (5件):
資料名:
巻: 34  号: 12  ページ: 3042-3052  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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融合またはエンドソームの不安定化により抗原分子をサイトゾルにデリバーする,高いpH感受性のあるリポソームを,卵黄レシチン/ジオレオイルホスファチジールエタノールアミン(1/1,モル/モル)リポソームの直鎖(MGlu-LPG)または超分岐構造(MGlu-HPG)の3-メチルグルタリル化ポリ(グリシドール)による表面修飾により調製した。これらポリマー修飾リポソームは,中性pHでは安定であったが,エンドソームpHに相当する,pH 6以下では非常に不安定になった。これらポリマー修飾リポソームは,エンドサイトーシス経路を介し,非修飾リポソームより効率的にマウス樹枝状細胞(DCs)により取り込まれた。これらはトラップしたオボアルブミン(OVA)をサイトゾルに移動した。OVAを負荷したポリマー修飾リポソームの皮下または鼻投与は,OVAを負荷した非修飾リポソームより,はるかに効率的にOVA特異的な細胞傷害性T細胞(CTL)の生成を誘導した。更に,ポリマー修飾OVA負荷リポソームのE.G7-OVA腫瘍を有するマウスへの投与は,腫瘍負荷を有意に低下したが,OVA付加非修飾リポソームは腫瘍増殖に僅かしか影響しなかった。結果は,高いpH感受性不安定化性質を有する,ポリマー修飾リポソームが効率的な癌免疫治療に対する抗原キャリアーとして有望であることを示す。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの実験的治療  ,  生物薬剤学(基礎)  ,  医用素材 

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