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J-GLOBAL ID:201302292791620878   整理番号:13A0791269

硫黄循環による硫化水素からの水素エネルギー製造

著者 (9件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 9-19  発行年: 2013年04月25日 
JST資料番号: G0914A  ISSN: 0287-9840  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本反応系では,水素と共にポリ硫化物イオン(Sx2-)が生成するが,この副生産物は黄色に呈色しているため光吸収効率を低下させ,材料表面を被毒することで反応効率を低下させる。このポリ硫化物イオンを系中から取り出し,水素エネルギーの原料である硫化水素へと変換出来れば,循環型の水素エネルギー製造システムを構築することが可能となると考えられる。そのためには,以下の技術開発結果を系統的に組み合わせることが必須である。即ち,1)光触媒活性を向上させるための技術開発,2)副生産物の省エネルギーな回収法の確立,3)回収した硫黄化合物の硫化水素への変換手法の開発,4)生成した硫化水素の省エネルギー高純度化技術の開発である。しかし,生化学反応により硫化水素含有量を増加させたとしても,相当量のCO2は共存し,反応溶液の酸性化を進行させるため,硫化水素の安定溶解を阻害することになる。従って,硫化水素とCO2を分離させることが必須となるが,両者は,共に酸性ガスであり性質が近く,簡単には分離できない。そこで本研究では,硫化水素の方が僅かに酸性度が高いという特性を利用し,ゼオライトの塩基性度の違いを利用した分離を試みた。回収された元素硫黄は生物反応により硫化水素へと変換可能であり,ゼオライトを用いることで濃縮することが可能である。
シソーラス用語:
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分類 (4件):
分類
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生物燃料及び廃棄物燃料  ,  微生物代謝産物の生産  ,  有害ガス処理法  ,  硫黄とその化合物 
引用文献 (32件):
  • [1]厚生労働省安全衛生部労働衛生課編「新酸素欠乏危険作業主任者テキスト」
  • [2]石油化学プロセス〈第3>水素化・脱水素,editedby(社)石油学会(朝倉書店,1963)
  • [3]森田義郎,石油精製一理論と工業一(昭晃堂,1972)
  • [4]大森鉱太郎,硫黄博誌(硫黄研究会,1972)
  • [5]製錬硫黄の新しい固定法,新しい硫黄固定法研究委員会編(日本鉱業会,1981)
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