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J-GLOBAL ID：201302295371075342   整理番号：13A0528434

確率論的手法を用いた大気中エアロゾル個数濃度の時間変動の検討

Stochastic Study of Time Variation in the Atmospheric Aerosol Number Concentration

著者 (4件)： 岡田匡史 (東京工業大学大学院情報理工学研究科) ,  岡田匡史 (防衛省技術研究本部先進技術推進センター) ,  藤井修二 (東京工業大学大学院情報理工学研究科) ,  林譲 (帝京平成大学薬学部)
資料名： エアロゾル研究  (Journal of Aerosol Research)
巻： 27  号： 2  ページ： 197-204 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L0641A  ISSN： 0912-2834  CODEN： EAKEEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大気塵や室内粉塵などのいわゆるバックグラウンド粒子以外に起因するエアロゾル個数濃度の大きな変動を確率論的に正確に検出する方法を検討した。確率過程を,分析機器のノイズに埋もれているシグナルを検出するために用いられているFUMI理論を採用した。大気中エアロゾル個数濃度の経時列データのパワースペクトルとFUMI理論の理論パワースペクトルの良好な一致を示した。そして,屋内粒子散布実験結果から作製したモデルシグナルを合成した懐疑的な個数能の時系列データを用いた解析により,FUMI理論により算出した検出限界が,通常のエアロゾル発生源以外に起因する大きなエアロゾル個数濃度の変動(異常増加)の検出閾値として適用可能であることを立証した。

シソーラス用語： *確率論 ,  *確率モデル ,  信頼性設計 ,  *エアロゾル濃度 ,  *大気混濁度 ,  浮遊粒子状物質 ,  エアロゾル ,  大気質試験 ,  大気汚染物質 ,  *経時変化 ,  最適化手法 ,  相互相関関数 ,  閾値 ,  バックグラウンド ,  塵埃 ,  PM2.5
準シソーラス用語： FUMI理論 ,  *時間変動 ,  粉塵

分類 (5件)： 大気の物理分析  (CC03050G) ,  大気質調査測定一般  (SB03040I) ,  気候学,気候変動  (DC05140T) ,  確率論  (AB09000O) ,  システム・制御理論一般  (IA02010H)

引用文献 (16件)：

• 1) Japan Ministry of the Environment: “Fuyu Ryoshijo Busshitsu ni kakaru Kankyo Kijun ni tsuite” (1972) (in Japanese)
• 2) Japan Ministry of the Environment: “Taiki no Osen ni kakaru Kankyo Kijun ni tsuite”, http://www.env.go.jp/kijun/taiki1.html (1973) (in Japanese)
• 3) Japan Ministry of the Environment: “Bisyo Ryushijo Busshitsu ni yoru Taiki no Osen ni kakaru Kankyo Kijun ni tsuite”, http://www.env.go.jp/kijun/taiki4.html (2009) (in Japanese)
• 4) U.S. Environmental Protection Agency: National Ambient Air Quality Standards, http://www.epa.gov/oar/criteria.html
• 5) Osada, K.: Free Tropospheric Aerosols Based on Airplane and Mountain Observation, Earozoru Kenkyu, 15, 335-342 (2000) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (5件)： 手法 ,  大気中 ,  エアロゾル ,  個数濃度 ,  時間変動