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J-GLOBAL ID:201302295515256371   整理番号:13A0747350

ファセット概念の源流

Origins of the Concept of Facet
著者 (1件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 17-31  発行年: 2013年03月31日 
JST資料番号: S0647A  ISSN: 1344-8668  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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現在のファセット概念の広がりとその要因を探るために,ファセット概念の形成期(19世紀第4四半期から20世紀前半まで)に作成された主要な分類法を調査した。検討した分類法は以下の3種類である;(1)ファセットという用語が初めて導入されたColon Classification(CC),(2)記号が独立要素から成る分類法であるUniversal Decimal Classification(UDC)とBibliographic Classification(BC),(3)単一要素から成る分類法であるDewey Decimal Classification(DDC)とExpansive Classification(EC)。その結果,ある区分特性に基づく区分肢の総体という意味でのファセット概念は,すでにDDCの初期の版から使われていたことを確認した。また,このもともとのファセット概念が,後に,独立した構成要素をもつ記号法,合成,中間見出し,という様々な意味をもつ概念に拡張されていく要因も,CC第3版までに出そろっていたことを明らかにした。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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図書館一般 
引用文献 (35件):
  • 1)緑川信之「分類法におけるファセット概念の検討」「図書館学会年報』Vol.43,No.3,1997,p.ll7-128.
  • 2)本研究は分類法の比較や影響関係の考察を目的とするものではない。分類法あるいは分類法作成者間の影響関係については,注でいくつかの例を示したが,網羅的なものではない。
  • 3)「記号が独立要素から成る分類法と単一要素から成る分類法」は,多くのテキストブックや論文中では「分析合成型分類法と列挙型分類法」と呼ばれている。筆者はこの名称の組み合わせは適切ではないと考え,厂多次元構造分類法と階層構造分類法」と呼ぶことを提唱している(緑川信之「分類法の構造:階層構造と多次元構造」「図書館学会年報』Vol.42,No.3,1996,p.99-110】.)。しかし,いずれも本稿で扱う形成期には出てこない用語であり,両者の違いを論じることは不要な混乱を招くと考え,この時期に使われていた表現を用いることにした。
  • 4)CC第3版の解説(p.1-12)によると,ファセットという用語を用いたのは,Ranganathan, S. R. Library Classification: Fundamentals & Procedure, with 1008 Graded Examples & Exercises. Madras Library Association, 1944, 496p が最初である。また, Ranganathan, S. R. Elements of Library Classification: Based on Lectures Delivered at the University of Bombay in December 1.944. N. K. Publishing House, 1945,112p.にもファセット分析という章がある。
  • 5)CC第1版ではCanonical・Divisi・nsと呼ばれている。CC第1版にも第3版にもCanonicalの意味についての説明はないが,Prolegomena第1版(Ranganathan, S. R. Prolcgomcna to Library(71bssifica- tion. Madras Library Association,1937,305p.)では「伝統的な区分(traditionally divided)」と説明している。
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