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J-GLOBAL ID：201302295898749449   整理番号：13A0658439

疎植栽培が生育,収量および品質に及ぼす影響 第2報 水稲疎植栽培における窒素施肥量の削減が収量,品質に及ぼす影響

Effect of Sparse Planting on Growth, Yield, and Quality of Paddy Rice 2 Effect of Reducing Nitrogen Fertilizer on the Yield and Quality of Sparsely Planted Paddy Rice

著者 (5件)： 池尻明彦 (山口県農林総合技術セ) ,  中司祐典 (山口県 農林水産部) ,  前岡庸介 (下関農林事務所) ,  井上興 (山口県農林総合技術セ) ,  本田善之 (山口県農林総合技術セ)
資料名： 山口県農林総合技術センター研究報告  (Bulletin of the Yamaguchi Perfectural Agricultural & Forestry. General Technology Center)
号： 4  ページ： 19-28  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： Z0134B  ISSN： 2185-0437  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告は,前歴の異なる圃場において,水稲「ヒノヒカリ」のエコ50栽培に,低コスト・省力化技術である疎植栽培を導入する際の留意点を明らかにすることを目的に行った。1 窒素肥料削減による収量低下は,圃場の前歴により異なり,水稲跡では3~5%,堆肥連用圃場では1~3%で有意差はなかったが,大豆跡では初期生育は旺盛であるものの,分げつの発育停止などによる穂数不足や1穂粒数の減少により10%以上減収した。2 疎植栽培は,慣行栽培と比べて,圃場の前歴に関わりなく同一窒素施肥量であれば,m²当たり籾数や登熟形質,収量に有意差はなかった。3 外観品質は栽植密度や施肥量による有意差はなかったが,水稲跡では玄米タンパクは疎植栽培でやや高まる傾向にあった。4 トビイロウンカの発生密度は,疎植栽培で抑制された。(著者抄録)

シソーラス用語： *水稲 ,  栽培 ,  *栽植密度 ,  *作付体系 ,  圃場 ,  *施肥 ,  堆肥 ,  窒素肥料 ,  植物成長 ,  作物収量 ,  品質 ,  茎 ,  葉 ,  色 ,  成長段階 ,  ダイズ ,  長さ ,  収量構成要素 ,  玄米 ,  穂 ,  種子タンパク質 ,  トビイロウンカ ,  植物被害 ,  山口県
準シソーラス用語： *ヒノヒカリ ,  外観品質 ,  牛糞堆肥 ,  減肥 ,  出穂期 ,  成熟期 ,  *前作 ,  疎植栽培 ,  堆肥連用 ,  窒素施肥量 ,  病虫害 ,  米蛋白質

分類 (1件)： 稲作  (FC03020C)

引用文献 (18件)：

• 荒木雅登・田中浩平・山本富三・満田幸恵.2004.環境に配慮した水稲の減化学肥料栽培のための被覆尿素の利用効果.福岡農総試研報.23.1-6.
• 古土井悠・那波邦彦・大竹茂登.1994.水稲の葉色とコブノメイガの被害葉率.日作紀63(別2).305-306.
• 橋川潮.1984.極端な疎植水稲にみられる多収性.滋賀農短大学術雑誌.25.47-51.
• 池尻明彦・中司祐典・前岡庸介.2013.疎植栽培が水稲の生育、収量、品質に及ぼす影響第1報主要品種の疎植栽培における生育特性.山口農技センター研報.4.11-18.
• 石間紀男・平宏和・平春枝・御子柴穆・吉川誠次.1974.米の食味に及ぼす窒素施肥および精米中のタンパク質含有率の影響.食総研報.29.9-15.

タイトルに関連する用語 (5件)： 疎植栽培 ,  生育 ,  収量 ,  水稲 ,  窒素施肥量