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J-GLOBAL ID：201302296524574323   整理番号：13A0067984

高湿環境下におけるポリエステル短繊維・キュプラ短繊維集合体の圧縮応力緩和特性

著者 (3件)： 米田守宏 (奈良女大 生活環境) ,  中島千恵 (奈良女大 大学院人間文化研究科) ,  柳原亜佳梨 (奈良女大 生活環境)
資料名： Journal of Textile Engineering  (Journal of Textile Engineering)
巻： 58  号： 6  ページ： 77-88  発行年： 2012年12月15日 
JST資料番号： L5665A  ISSN： 1346-8235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 吸湿再生繊維や異型断面ポリエステル繊維に関する基礎的な研究報告は見受けられない。そこで高湿環境の継続的維持可能な加湿槽の作製,この加湿槽の中への試料の配置,長時間にわたる圧縮応力試験により,吸湿時の圧縮応力特性の変化を粘弾性特性の変化として捉えた。繊度と繊維長をほぼ等しくし,素材と断面形状の異なる短繊維として,異型断面ポリエステル短繊維,丸断面ポリエステル短繊維およびキュプラ短繊維を選び,これら3種の円柱状繊維集合体について測定したその結果,以下のような結果を得た:キュプラ短繊維集合体において,高湿試料の圧縮応力緩和率は標準試料よりも著しく大きく,湿度依存性が高かった。ポリエステル短繊維集合体については,高湿試料と標準試料で圧縮応力緩和率に大きな差はなかった。その他,高湿条件下のキュプラ短繊維集合体・ポリエステル短繊維集合体の圧縮応力緩和率の数式化,線形4要素流体モデルによる説明ができた。

シソーラス用語： *湿度 ,  *ポリエステル ,  *ステープルファイバ ,  *レーヨン ,  *繊維集合体 ,  *圧縮応力 ,  *応力緩和 ,  *特性 ,  人造繊維 ,  *型 ,  *断面 ,  *粘弾性
準シソーラス用語： *キュプラ ,  *異型 ,  *高湿度 ,  再生繊維 ,  *短繊維

分類 (2件)： 繊維物理  (YM02020S) ,  関連産業  (YM01060D)

引用文献 (21件)：

• [1] Yokura H, Sukigara S, Niwa M (1995) Jpn Res Assn Text End-Uses, 36, 594-601
• [2] Yokura H, Sukigara S, Niwa M (1996) Jpn Res Assn Text End-Uses, 37, 535-543
• [3] Komori T, Itoh M (1991) Text Res J, 61, 420-484
• [4] Carnaby G A, Pan N (1989) Text Res J, 59, 275-284
• [5] Itoh M, Komori T (1997) J Text Mach Soc Japan (predecessor journal of J Text Eng), 50, T165-T176

タイトルに関連する用語 (7件)： 高湿環境 ,  ポリエステル短繊維 ,  キュプラ ,  短繊維 ,  集合体 ,  圧縮応力 ,  緩和