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J-GLOBAL ID：201302296590688771   整理番号：13A0812174

火の粉の性状が飛距離に及ぼす影響-2010年1月別府市強風下市街地火災の現地調査に基づいて-

The Influences of Characteristics of Firebrands on the Flight Distance-Based on the Field Survey of the City Fire under the Strong Wind in Beppu-city, Oita, in January 2010-

著者 (3件)： 篠原雅彦 (消防庁 消防研究セ) ,  杉井完治 (消防庁 消防研究セ) ,  細川直史 (消防庁 消防研究セ)
資料名： 消防研究所報告  (Report of National Research Institute of Fire and Disaster)
号： 113  ページ： 15-26,1(2)  発行年： 2012年09月28日 
JST資料番号： G0828A  ISSN： 0426-2700  CODEN： SHKHB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 市街地火災から飛散する,1)火の粉の飛散分布,2)火の粉の性状(最大投影面積A,最大辺長さL,厚さt,乾燥質量m)と飛距離Xの関係,3)木の火の粉の性状間の関係を調べるために,現地で火の粉の燃え残りを撮影・採集し,住民聞き取り調査を行った。その結果,火の粉の最長飛散距離は1,160m,飛散幅は300~400mであった。tとXの間には弱い負の相関があった。立川数に含まれるA/mとXの間には関係は見られなかった。これは,Aとmの間に強い正の相関があった事から説明できた。これらの事から,tは抗力係数・揚力係数を介してXに影響を与えている可能性が示唆された。木の火の粉のAとLの間の正の相関が強かった。(著者抄録)

シソーラス用語： 風 ,  火炎 ,  大分県 ,  消防士 ,  消火 ,  *延焼 ,  *アンケート
準シソーラス用語： *火の粉 ,  *市街地火災 ,  消防活動

分類 (1件)： 火災  (RA02020B)

引用文献 (8件)：

• 1)杉井完治、篠原雅彦、細川直史:2010年1月別府市強風下延焼火災の調査、消防研究所報告、No.113、 pp.1-14、 2012
• 2)亀井幸次郎:大火時における飛火の性状、火災、Vol.7、 No.1、 pp.15-21、1957
• 3)立川正夫、福山雅弘:台風時の飛散物の軌跡と速度に関する研究 その1平板の空力特性と運動方程式、日本建築学会論文報告集、No.302、 pp.1-11、1981
• 4)日本機械学会編:機械工学便覧基礎編A5流体工学、p.103、丸善株式会社、2004
• 5)大分地方気象台(電話にて確認)

タイトルに関連する用語 (7件)： 火の粉 ,  性状 ,  飛距離 ,  別府 ,  強風 ,  市街地火災 ,  現地調査