文献

J-GLOBAL ID：201302296688903727   整理番号：13A0693546

健康な女性においてベリー類は小麦パンおよびライ麦パンに対する食後インスリン応答を低下させる

Berries Reduce Postprandial Insulin Responses to Wheat and Rye Breads in Healthy Women

著者 (9件)： TOERROENEN Riitta (Univ. Eastern Finland, Kuopio, FIN) ,  KOLEHMAINEN Marjukka (Univ. Eastern Finland, Kuopio, FIN) ,  SARKKINEN Essi (Univ. Eastern Finland, Kuopio, FIN) ,  SARKKINEN Essi (Oy Foodfiles Ltd, Kuopio, FIN) ,  POUTANEN Kaisa (Univ. Eastern Finland, Kuopio, FIN) ,  POUTANEN Kaisa (VTT, Espoo, FIN) ,  MYKKAENEN Hannu (Univ. Eastern Finland, Kuopio, FIN) ,  NISKANEN Leo (Univ. Eastern Finland, Kuopio, FIN) ,  NISKANEN Leo (Central Hospital of Central Finland, Jyvaeskylae, FIN)
資料名： Journal of Nutrition  (Journal of Nutrition)
巻： 143  号： 4  ページ： 430-436  発行年： 2013年04月 
JST資料番号： E0050A  ISSN： 0022-3166  CODEN： JONUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 白小麦パン(WB)摂取で食後の血糖値およびインスリン濃度は上昇し,ライ麦パン(RB)では血糖値は同様に上昇するが,インスリン応答は下がる。in vitroの実験でポリフェノールが豊富なベリー類はデンプンの消化と吸収を下げて食後高血糖を抑制するが,ヒトでの試験は少ない。今回フィンランド東部の都市クオピオに住む健康な女性13~20人(25~69歳,BMI20~28)を対象に3つのランダムコントロール交差試験(デンプン50gを含むWBまたはRBとベリーピューレ0または150gを投与し,食前と食後120分まで血糖値,インスリン濃度を測定)を行った。実験1)WBとイチゴ,ビルベリーまたはコケモモ,実験2)WBとラズベリー,クラウドベリーまたはチョークベリー,実験3)WBまたはRBとベリー混合。イチゴ,ビルベリー,コケモモおよびチョークベリーをWBとともに摂取,およびベリー混合をWBまたはRBとともに摂取すると食後インスリン応答が有意に減少した。パンのグリセミックプロファイルを有意に改善したのはイチゴ(36%)とベリー混合(WBで38%,RBで19%)のみであった。

シソーラス用語： *果物 ,  *パン ,  ライ麦粉 ,  小麦粉 ,  血糖 ,  ヒト ,  成人 ,  女性 ,  食餌効果 ,  糖質代謝 ,  ランダム化比較試験 ,  フィンランド共和国 ,  *インスリン
準シソーラス用語： *インシュリン ,  ライ麦パン ,  小麦パン ,  *ベリー類

分類 (3件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  粉製品  (FJ04030P) ,  糖質の代謝と栄養  (EJ02035H)

タイトルに関連する用語 (7件)： 女性 ,  ベリー類 ,  小麦パン ,  ライ麦パン ,  食後 ,  インスリン ,  応答