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J-GLOBAL ID：201302297590577046   整理番号：13A0529298

放射性降下物に起因した果樹樹体内放射性核種の分布(第3報)-福島県南地域におけるブドウとモモの樹体内放射性セシウム濃度について-

Radioactivity Distribution of the Fruit Trees Ascribable to Radioactive Fall Out(III):A Study on Peach and Grape Cultivated in South Fukushima

著者 (8件)： 高田大輔 (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生態調和農学機構) ,  安永円理子 (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生態調和農学機構) ,  田野井慶太朗 (東京大学生物生産工学研究センター) ,  田野井慶太朗 (東京大学大学院 農学生命科学研究科) ,  小林奈通子 (東京大学生物生産工学研究センター) ,  中西友子 (東京大学大学院 農学生命科学研究科) ,  佐々木治人 (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生態調和農学機構) ,  大下誠一 (東京大学大学院 農学生命科学研究科)
資料名： Radioisotopes  (Radioisotopes)
巻： 61  号： 12  ページ： 601-606 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0494A  ISSN： 0033-8303  CODEN： RAISAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島県内の果樹園における,ブドウ,モモ及びそれぞれが栽培されている土壌の,¹³⁴Csと¹³⁷Cs濃度を測定した。ビニールハウス栽培されているブドウ園では土壌と植物体中の放射性Cs濃度は極めて低かった。モモ園の樹体部位別の放射性Csを測定したところ,新梢,葉,果実,根といった部位では低かった。一方で,3年生枝では放射性Cs濃度が高く,特に樹皮で高かった。樹皮の最外層である表皮での放射性核種の存在はイメージングプレートを用いても確認可能であった。(著者抄録)

シソーラス用語： フォールアウト ,  *果樹 ,  放射性同位体 ,  原子炉事故 ,  福島県 ,  土壌 ,  *放射能汚染 ,  環境汚染 ,  生体内分布 ,  濃度 ,  *放射能測定 ,  セシウム137 ,  放射線防護
準シソーラス用語： 福島第一原子力発電所事故 ,  放射能濃度

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (5件)：

• 高田大輔. 放射性降下物に起因した果樹樹体内放射性核種の分布, 低濃度放射性降下物地域における核果類に関する事例的調査. RADIOISOTOPES. 2012, 61, 321-326
• IAEA. Handbook of Parameter Values for the Prediction of Radionuclide Transfer in Terrestrial and Fresh-water Environments. 2010
• 三井進午. 核爆発に伴う作物の放射の汚染に関する研究 (第3報), 作物による核分裂生成物質の径根的吸収. 日本土壌肥料学会雑誌. 1958, 29, 25-30
• ルダル, P. 植物解剖学入門. 1997, 33-53
• TANOI, K. Imaging analysis of radioactive cesium distribution in peach grown in Fukushima. International science symposium on combating radionuclide contamination in Agro-soil environment, 2012. 2012

タイトルに関連する用語 (11件)： 放射性降下物 ,  起因 ,  果樹 ,  樹体 ,  放射性核種 ,  分布 ,  福島 ,  地域 ,  ブドウ ,  モモ ,  放射性セシウム