特許
J-GLOBAL ID:201303018667578692

レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 名古屋国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-124895
公開番号(公開出願番号):特開2013-250147
出願日: 2012年05月31日
公開日(公表日): 2013年12月12日
要約:
【課題】反射波成分が合成波成分であるか否かを、高速且つ高精度に判定する。【解決手段】二周波CW方式レーダ装置において、第一/第二周波数の送信信号に従うレーダ波の反射波成分を含む第一/第二のビート信号をアンテナ素子毎に生成し、これをフーリエ変換する(S120)。更に、ビート信号のパワースペクトル平均から反射波成分の周波数であるピーク周波数fpを検出し(S130)、アンテナ素子の夫々に対応する第一/第二のビート信号のフーリエ変換値であってピーク周波数fpにおけるフーリエ変換値を要素とする第一の受信ベクトルy1/第二の受信ベクトルy2に基づく相関行列Ry=(1/2)・[y1,y2][y1,y2]Hの第二固有値λ2を算出する(S180)。そして、第二固有値λ2の大小に基づき、ピーク周波数fpに対応する反射波成分が、複数物標からの反射波の合成波成分であるか否かを判定する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
周波数の異なる第一及び第二の送信信号に従って前記周波数の異なるレーダ波を発射する発射手段(10,20)と、 前記レーダ波の反射波を受信可能な複数のアンテナ素子を備え、前記複数のアンテナ素子の夫々に関して、このアンテナ素子の受信信号として、前記第一の送信信号に従うレーダ波の反射波成分を含む第一の受信信号、及び、前記第二の送信信号に従う前記レーダ波の反射波成分を含む第二の受信信号を出力する受信出力手段(30,40)と、 前記複数のアンテナ素子の夫々に関して、前記受信出力手段から出力される前記第一の受信信号を時間空間の信号から周波数空間のデータに変換することにより第一の周波数データを生成し、更には、前記受信出力手段から出力される前記第二の受信信号を時間空間の信号から周波数空間のデータに変換することにより第二の周波数データを生成する変換手段(50,S120)と、 前記変換手段により生成された前記第一及び第二の周波数データに基づき、前記第一及び第二の受信信号に含まれる前記反射波成分の周波数であるピーク周波数を検出するピーク検出手段(50,S130)と、 前記ピーク検出手段により検出された前記ピーク周波数に対応する前記第一及び第二の受信信号の位相情報に基づき、前記ピーク周波数に対応する前記反射波を生成した物標までの距離を少なくとも検出する観測手段(50,S210,S230)と、 前記複数のアンテナ素子の夫々に対応する前記第一の周波数データが示す前記ピーク周波数における周波数空間値を要素とする第一の受信ベクトルy1と、前記複数のアンテナ素子の夫々に対応する前記第二の周波数データが示す前記ピーク周波数における周波数空間値を要素とする第二の受信ベクトルy2と、に基づく相関行列Ry=[y1,y2][y1,y2]Hの第二固有値を算出する固有値算出手段(50,S160〜S180)と、 前記固有値算出手段により算出された前記第二固有値の大小に基づき、前記ピーク周波数に対応する前記反射波成分が、複数物標からの前記反射波の合成波成分であるか否かを判定する判定手段(50,S190)と、 前記判定手段により前記反射波成分が前記合成波成分であると判定された前記ピーク周波数に対応する前記第一及び第二の受信信号の位相情報に基づく前記観測手段による前記距離の検出を禁止する禁止手段(50,S190でYes)と、 を備えることを特徴とする二周波CW方式のレーダ装置。
IPC (1件):
G01S 13/38
FI (1件):
G01S13/38
Fターム (19件):
5J070AB15 ,  5J070AB24 ,  5J070AC02 ,  5J070AC06 ,  5J070AC13 ,  5J070AD02 ,  5J070AD06 ,  5J070AD08 ,  5J070AE01 ,  5J070AF03 ,  5J070AH04 ,  5J070AH14 ,  5J070AH19 ,  5J070AH31 ,  5J070AH35 ,  5J070AH39 ,  5J070AK15 ,  5J070AK22 ,  5J070BA01
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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