特許
J-GLOBAL ID:201303020653429869
熱損失係数推定装置、熱損失係数推定方法、およびプログラム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
加藤 浩一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-091672
公開番号(公開出願番号):特開2013-221772
出願日: 2012年04月13日
公開日(公表日): 2013年10月28日
要約:
【課題】 煩雑なデータ入力をできる限り少なくし、高い精度でQ値を推定することができる熱損失係数推定装置を提供することにある。 【解決手段】 熱損失係数推定部33は、複数の部屋の温度を測定して得られた測定室測定データ24、建物外部の温度を測定して得られた建物外部測定データ26、部屋に関する情報を含む部屋情報25、および所定の熱移動モデルを用いてQ値の推定を行う。熱損失係数推定部33は、各データに基づいて建物全体の平均温度を求めるとともに外部に接する部屋の平均温度を求め、これら2つの平均温度が一定の関係となる熱移動モデルに従ってQ値を算出する。建物全体の温度は、各部屋の面積に応じた重み付けで平均化され、外部に接する部屋の温度は、各部屋の断熱性能に応じた重み付けで平均化される。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
診断対象の建物に関し、暖房装置または冷房装置を停止した以降の複数の測定タイミングで前記建物内の複数の部屋の温度を測定して得られた測定室測定データと、前記測定タイミングに対応するタイミングで建物外部の温度を測定して得られた建物外部測定データを入力し、測定データ記憶手段に記憶する測定データ入力手段と、
前記複数の部屋のそれぞれに関する情報である部屋情報を入力する部屋情報入力手段と、
前記測定室測定データ、前記建物外部測定データ、前記部屋情報、および所定の熱移動モデルに基づく方程式を用いて、前記診断対象の建物に関する熱損失係数を推定する熱損失係数推定手段とを有し、
前記熱移動モデルは、
所定期間における建物全体の温度の変化と、当該所定期間における前記複数の部屋のうち外部に接する部屋の温度と前記建物外部の温度との差に基づいて求められる温度の積算値が一定の関係にある熱移動モデルであり、
前記熱損失係数推定手段は、
同じ測定タイミングの前記複数の部屋の測定室測定データを、対応する部屋の面積または気積に応じた重み付けで平均化することによって前記建物全体の温度を求め、同じ測定タイミングの前記外部に接する部屋の測定室測定データを、対応する部屋の断熱性能に応じた重み付けで平均化することによって、各測定タイミングにおける前記外部に接する部屋の温度を求め、
前記暖房装置または前記冷房装置が、前記建物内のすくなくとも1つの部屋に配置されており、
前記部屋の面積または気積は、当該部屋に対応する前記部屋情報に基づいて取得することを特徴とする熱損失係数推定装置。
IPC (3件):
G01N 25/18
, E04B 1/76
, G06Q 50/08
FI (4件):
G01N25/18 D
, E04B1/74 P
, G06F17/60 104
, G01N25/18 L
Fターム (11件):
2E001DD03
, 2E001DD04
, 2E001FA24
, 2G040AA09
, 2G040AB08
, 2G040BA12
, 2G040BA16
, 2G040BA23
, 2G040CA02
, 2G040GB01
, 2G040HA16
引用特許:
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