特許
J-GLOBAL ID:201303035923476756

筆跡鑑定方法,筆跡鑑定装置及び筆跡鑑定プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-012380
公開番号(公開出願番号):特開2013-152558
出願日: 2012年01月24日
公開日(公表日): 2013年08月08日
要約:
【課題】鑑定対象筆跡に包含される個人内変動を抑制することにより、筆者異同識別を精度良く行うことができるようにする。【解決手段】特徴点座標計測部202は、鑑定対象筆跡データ21および対照者の筆跡データである参照筆跡データ22に含まれる文字の特徴点の座標を抽出する。幾何学的正規化部203は、各特徴点についての前記筆跡データと前記標準パターンとの座標の差が当該文字全体において最小となるように、前記筆跡データを正規化する。個人内変動抑制処理部204は、各特徴点についての前記正規化された複数の筆跡データの座標とそれらの筆跡の平均における座標との差が当該文字全体において最小となるように、前記正規化された筆跡データに対して射影変換処理を施す。筆者異同識別部207は、射影変換処理が施された鑑定対象筆跡データと射影変換処理が施された参照筆跡データの対応する特徴点座標との差に基づいて、筆者異同判定を行う。【選択図】図1
請求項(抜粋):
鑑定対象筆跡の筆者と対照者との異同を判断する筆跡鑑定装置であって、 或る特定の文字について、筆者は不明であるが同一人が筆記した複数の鑑定対象筆跡の夫々に含まれる各特徴点の座標を抽出して、特徴点の座標のみから構成される複数の鑑定対象筆跡データを取得するとともに、対照者による前記特定文字についての複数の筆跡に対して、夫々、前記特定文字の各特徴点の座標を抽出して、特徴点の座標のみから構成される参照筆跡データを取得する抽出部と、 前記特定文字の各特徴点の標準的な座標を規定したデータである標準パターンデータを参照し、各特徴点についての前記各鑑定対象筆跡データと前記標準パターンとの座標の差が当該文字全体において最小となるように、前記各鑑定対象筆跡データ夫々を正規化するとともに、前記各参照筆跡データに対して、夫々、各特徴点についての各参照筆跡データと前記標準パターンとの座標の差が当該文字全体において最小となるように、前記各参照筆跡データを正規化する処理を行う正規化部と、 前記特定文字についての正規化された複数の前記鑑定対象筆跡データにおける各特徴点についての平均座標を算出するとともに、前記特定文字についての正規化された複数の前記参照筆跡データにおける各特徴点についての平均座標を算出する平均座標算出部と、 各特徴点についての正規化された何れかの前記鑑定対象筆跡データ中の座標とそれらの前記平均座標との差が当該文字全体において最小となるように、正規化された前記鑑定対象筆跡データに対して射影変換処理を施すとともに、各特徴点についての正規化された何れかの前記参照筆跡データ中の座標とそれらの前記平均座標との差が当該文字全体において最小となるように、正規化された前記参照筆跡データに対して射影変換処理を施す幾何学変換部と、 前記射影変換処理が施された鑑定対象筆跡データ中の各特徴点の座標と前記射影変換処理が施された前記参照筆跡データ中の対応する特徴点の座標との差の当該文字全体についての総計を特徴量として算出する特徴量算出部と、 前記特徴量の大小に基づいて、鑑定対象筆跡の筆者と対照者との異同を判断する識別部と を備えることを特徴とする筆跡鑑定装置。
IPC (1件):
G06T 7/00
FI (1件):
G06T7/00 570
Fターム (9件):
5B043AA09 ,  5B043AA10 ,  5B043BA06 ,  5B043DA05 ,  5B043EA02 ,  5B043EA06 ,  5B043EA15 ,  5B043FA07 ,  5B043GA01
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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