特許
J-GLOBAL ID:201303041328922700

高強度7000系アルミニウム合金部材の製造方法および高強度7000系アルミニウム合金部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 竹中 芳通 ,  亀岡 誠司 ,  武仲 宏典 ,  坂谷 亨
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-162113
公開番号(公開出願番号):特開2013-023753
出願日: 2011年07月25日
公開日(公表日): 2013年02月04日
要約:
【課題】自然時効した後でも、成形性自体を向上させ、部材への成形加工によって付加される残留応力を小さくでき、その後の人工時効硬化処理によって強度を大きく向上できる、高強度7000系アルミニウム合金部材の製造方法および高強度7000系アルミニウム合金部材を提供することを目的とする。【解決手段】7000系アルミニウム合金素材を製造後に、自然時効以外は人工的に調質することなく復元処理を特定の短時間条件で行い、この復元処理後から短時間で、人工的に調質することなく、残留応力の発生を伴う成形加工を行って部材化し、この部材に対して調質を行って、高強度で低残留応力な7000系アルミニウム合金部材を製造する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
質量%で、Zn:5.0〜8.0%、Mg:0.3〜2.0%、Cu:0.05〜0.5%を含有し、さらに、Mn:0.01〜0.3%、Cr:0.01〜0.3%、Zr:0.01〜0.3%の一種または二種以上を含有し、残部が不可避的不純物およびアルミニウムからなる組成を有する7000系アルミニウム合金素材を、鋳塊からの塑性加工によって製造後に、自然時効以外は人工的に調質することなく復元処理を行い、この復元処理を、0.5°C/秒以上の加熱速度によって急熱し、200°Cを超え、500°C以下の実体温度範囲にて20秒未満の短時間だけ保持した後に、室温まで0.5°C/秒以上の冷却速度で急冷し、この急冷直後の0.2%耐力が120MPa以下となる条件で行い、この復元処理の前記室温までの急冷終了後から1時間以内に、この復元処理以外は人工的に調質することなく、残留応力の発生を伴う成形加工を行って部材化し、この部材に対して、溶体化および焼入れ処理することなく人工時効処理し、この人工時効処理後の部材の0.2%耐力を300MPa以上とするとともに、前記成形加工を受けた部材位置における残留応力を160MPa以下としたことを特徴とする高強度7000系アルミニウム合金部材の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/053 ,  C22C 21/10
FI (2件):
C22F1/053 ,  C22C21/10
引用特許:
審査官引用 (5件)
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