特許
J-GLOBAL ID:201303044629296196

印刷インキワニス用樹脂溶液の生成方法、及び生成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河野 通洋
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-080360
公開番号(公開出願番号):特開2013-210269
出願日: 2012年03月30日
公開日(公表日): 2013年10月10日
要約:
【課題】化学工場等の防爆区域に、公知慣用の実体としてのトルク検出装置や回転速度検知装置を用いることもなく、粘度による終点管理を行いつつ、工程時間が大幅に短縮された印刷インキワニス用樹脂溶液の生成方法を提供すること。【解決手段】印刷インキワニス用樹脂溶液を生成する方法において、2以上の原料をそれぞれ所定量一括して投入する工程と、鎖伸張反応の終点判断を行うため印刷インキワニス用樹脂溶液を生成する反応液の粘度を検出する工程とを有し、かつ前記原料の一括投入後においては反応終点に至るまでは原料の追加投入を行わず、前記粘度検出工程は、誘導電導機を動力源として攪拌翼を供えた回転軸を回転することにより反応液の攪拌を伴い、しかも反応液の粘度を検知する方法が、回転速度の一次近似値、二次近似値、及び粘度を検知する過程を含む印刷インキワニス用樹脂溶液の生成方法の提供。【選択図】図1
請求項(抜粋):
2以上の原料を、溶剤を含む系内で鎖伸張反応させることによる印刷インキワニス用樹脂溶液の生成方法であって、 印刷インキワニス用樹脂溶液を生成するための反応容器に前記2以上の原料をそれぞれ所定量一括して投入する工程と、前記鎖伸張反応を行う鎖伸張反応工程と、前記鎖伸張反応の終点判断を行うため印刷インキワニス用樹脂溶液を生成する反応液の粘度を検出する工程とを有し、かつ前記原料の一括投入後においては反応終点に至るまでに原料の追加投入を行わないことを特徴とし、 さらに、前記粘度を検出する工程は、誘導電導機を動力源として攪拌翼を供えた回転軸を回転することにより反応液の攪拌を伴い、しかも反応液の粘度を検知する方法が以下の各過程を含むことを特徴とする印刷インキワニス用樹脂溶液の生成方法。 1)投入電力Pが供給されているときの損失電力をPLとし、かつ、前記損失電力PLが回転速度に依存しない損失電力Aと回転速度に依存する損失電力Bとからなる、誘導電動機における回転速度を検知する過程であって、前記電力Pと前記損失電力Aの差分を前記誘導電動機の機械出力の一次近似値PM1とみなし、前記誘導電動機について既知である出力PM1とすべりS1との関係式PM1=κS1(κは電動機定数)から前記回転速度の一次近似値N1=NS(1-S1)(NSは電動機定数)を求めるステップIと、 前記一次近似値N1に基づいて損失電力B1を求めるステップIIと、 電動機の出力の二次近似値PM2をP-(A+B1)とみなし、前記電動機について前記既知である出力PM2とすべりS2との関係式PM2=κS2(κは電動機定数)から回転速度の二次近似値N2=NS(1-S2)(NSは電動機定数)を求めるステップIIIとを有する回転速度検知過程。 2)前記投入電力P、前記損失電力A、前記回転速度検知過程のステップIで得られた前記損失電力B1、前記ステップIIIで得られた前記回転速度の二次近似値N2を基に、下記式 T=(P-(A+B1))/(2π×N2/60) により、回転トルクTを求める回転トルク検知過程。 3)前記回転トルク検知過程で得られた回転トルクを基に、αを前記攪拌翼の構造等で決定される定数(攪拌系定数)とした場合に、下記式 η=αT/N(単位Pa・S) により、粘度ηを求める粘度検知過程。
IPC (1件):
G01N 11/14
FI (1件):
G01N11/14 Z
引用特許:
出願人引用 (2件)

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