特許
J-GLOBAL ID:201303054275680002

光拡散フィルム製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 小林 浩 ,  潮 太朗 ,  杉山 共永 ,  鈴木 康仁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-033699
公開番号(公開出願番号):特開2013-171106
出願日: 2012年02月20日
公開日(公表日): 2013年09月02日
要約:
【課題】本発明は、本願出願人が製造・販売している従来品のマットフィルムのギラツキを解決するために成されたものであって、LED光源を使用してもギラツキが大幅に改善し、良好な光学特性を維持した光拡散マットフィルムの製造方法である。【解決手段】圧縮空気法でブラスト粒子を吹き付けて金属ロールをエンボス加工し、溶融押出法のフィルム成形条件の樹脂温度、エンボス加工ロール温度、およびニップ線圧の少なくともいずれかを制御することにより、本願出願人が製造・販売している従来品のギラツキを低減し、良好な光学特性を維持することを可能にした製造方法。【選択図】図2
請求項(抜粋):
ダイリップから押出された溶融樹脂を、エンボスロールとニップロールとの間に導き、ニップロールで溶融樹脂をエンボスロールに押し付けて、エンボスロールの表面凹凸を転写しつつ冷却する光拡散マットフィルムの製造方法において、 完全転写品の表面の粗さ曲線要素の平均長さRSmの値が70μm以下の範囲(JIS B 0601(2001)準拠で、カットオフ値0.8mmとし、当該RSm値が漸近するまで測定長を取る)の表面凹凸を形成したエンボスロールを用いて、所定のライン速度、押出樹脂温度、エンボスロール温度、ニップロール温度およびニップ線圧にて、所望厚みのエンボスフィルムを製造し、 製造したエンボスフィルムの表面凹凸を、所定のフィルム面内(XY方向)ピッチおよびフィルム厚み方向(Z方向)ピッチで計測した表面の三次元形状データを用いて、XY平面上で互いに隣接する3点で張られる仮想平面の法線ベクトルとフィルム基材面の法線ベクトルとの成す角度を当該仮想平面の傾斜角度とすることにより前記三次元形状データから得られる当該仮想平面の傾斜角度データにおいて、前記傾斜角度の所定刻みの各データ区間に属する度数の全データ区間の度数の総和に対する百分率を単位%で表現したものを頻度としたときに、当該頻度の大面積データによる漸近値と、所望の配光特性を満足したエンボスフィルムについて、同様にして取得した当該頻度の大面積データによる漸近値とを比較し、 低傾斜角データ区間の頻度が、所望漸近値より大きい場合には、押出樹脂温度、エンボスロール温度、ニップロール温度およびニップ線圧の何れか一つ以上を、転写を高める条件側に、逆に、所望漸近値小さい場合には、前記の何れか一つ以上を、転写を低下させる条件側にする制御にて所望の配光特性の得られる製造条件を求め、 求めた条件にて製造することを特徴とする、ランダムな三次元表面形状に起因して光が屈折して拡散する機能を有する光拡散マットフィルムの製造方法。
IPC (2件):
G02B 5/02 ,  B29C 47/14
FI (2件):
G02B5/02 C ,  B29C47/14
Fターム (16件):
2H042BA04 ,  2H042BA15 ,  2H042BA20 ,  4F207AA28 ,  4F207AG01 ,  4F207AG05 ,  4F207AH73 ,  4F207AR02 ,  4F207AR06 ,  4F207AR12 ,  4F207AR13 ,  4F207KA01 ,  4F207KA17 ,  4F207KK64 ,  4F207KK65 ,  4F207KW42
引用特許:
審査官引用 (12件)
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