特許
J-GLOBAL ID:201303068455438928

比偏波間位相差演算装置、及びそれを用いた降雨観測システム並びに比偏波間位相差演算方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小山 卓志 ,  阿部 龍吉 ,  田中 貞嗣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-073098
公開番号(公開出願番号):特開2013-205151
出願日: 2012年03月28日
公開日(公表日): 2013年10月07日
要約:
【課題】レーダーで観測された偏波間位相差から降雨中の比偏波間位相差を演算する装置、及び降雨観測システムを提供する。【解決手段】位相差演算装置3は、位相差の不連続を補正し、元の連続的な位相差を復元する位相差折り返し補正手段31と、閾値以下の相関係数を有する観測点のデータを、使用しないように管理する手段32と、位相差の距離についての移動平均及び標準偏差を求め、それぞれの距離において、位相差とその移動平均値との差が閾値を超えた場合、その距離のデータを移動平均値に置き換える外れ値除去手段33と、降雨層と雨以外の降水粒子を含む領域を判別し、降雨層以外のデータを解析対象から外す判別手段35と、レンジ近傍及び遠方における位相差の境界条件を決定する手段36と、観測された位相差と求めるべき位相差との差の演算からなるコストファンクションを最小化する位相差を決定する手段37と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
距離に関して変化する観測データの偏波間位相差の不連続な状況を補正し、元の連続的な観測された偏波間位相差を復元する偏波間位相差折り返し補正手段と、 所定の閾値以下の偏波間相関係数を有する観測点のデータを、解析に使用しないように管理する品質管理手段と、 観測された偏波間位相差の距離についての移動平均及び標準偏差を求め、それぞれの距離において、観測された偏波間位相差とその移動平均値との差が閾値を超えた場合、その距離のデータを移動平均値に置き換える外れ値除去手段と、 降雨層と雨以外の降水粒子を含むと思われる領域を判別し、降雨層以外のデータを解析対象から外す降雨層の判別手段と、 レンジ近傍及び遠方における偏波間位相差の境界条件を決定する境界条件決定手段と、 観測された偏波間位相差と求めるべき偏波間位相差との差の二乗及びローパスフィルタとして機能する距離に関する二階微分の二乗の和からなるコストファンクションを最小化する比偏波間位相差を決定する比偏波間位相差の決定手段と、 を備えることを特徴とする比偏波間位相差演算装置。
IPC (2件):
G01W 1/10 ,  G01S 13/95
FI (2件):
G01W1/10 T ,  G01S13/95
Fターム (8件):
5J070AC02 ,  5J070AD14 ,  5J070AE13 ,  5J070AH04 ,  5J070AH14 ,  5J070AH19 ,  5J070AK04 ,  5J070AK22

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