特許
J-GLOBAL ID:201303083202347712

α2,6-シアロ糖鎖とα2,3-シアロ糖鎖とを識別する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人セントクレスト国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-216474
公開番号(公開出願番号):特開2013-076629
出願日: 2011年09月30日
公開日(公表日): 2013年04月25日
要約:
【課題】生体試料に含まれるα2,6-シアロ糖鎖とα2,3-シアロ糖鎖とを、効率的に識別しうる方法を提供する。【解決手段】担体に捕捉した糖鎖試料におけるシアロ糖鎖に対して、1-メチル-3-p-トリルトリアゼン(MTT)試薬を用いてメチルエステル化処理を行い、その後、糖鎖を遊離する。次いで、酸性条件下で、遊離した糖鎖におけるメチルエステル化されたα2,3-シアロ糖鎖を脱メチル化すると供に、遊離した糖鎖にアミノ基を有する化合物を作用させて還元的アミノ化反応を行い、アミノ基を有する化合物で当該糖鎖を標識する。こうして得られた標識糖鎖を、高速液体クロマトグラフィーや質量分析に供することにより、効率的に、α2,6-シアロ糖鎖とα2,3-シアロ糖鎖とを識別する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
生体試料に含まれるα2,6-シアロ糖鎖とα2,3-シアロ糖鎖とを識別する方法であって、 (a)生体試料から糖鎖を遊離する工程、 (b)遊離させた糖鎖のアルデヒド基を、その表面にヒドラジド基を有する固相担体に接触させ、ヒドラゾン結合により、糖鎖を担体に捕捉する工程、 (c)捕捉した糖鎖のシアル酸に対し、1-メチル-3-p-トリルトリアゼン(MTT)を用いてメチルエステル化処理を行う工程、 (d)メチルエステル化処理を行った糖鎖を再遊離する工程、 (e)酸性条件下で、再遊離した糖鎖におけるメチルエステル化されたα2,3-シアロ糖鎖を脱メチル化すると供に、再遊離した糖鎖にアミノ基を有する化合物を作用させて還元的アミノ化反応を行い、アミノ基を有する化合物で当該糖鎖を標識する工程、 (f)標識した糖鎖を高速液体クロマトグラフィーおよび/または質量分析に供し、メチルエステル化されたα2,6-シアロ糖鎖と脱メチル化されたα2,3-シアロ糖鎖とを検出する工程、 を含む方法。
IPC (6件):
G01N 27/62 ,  G01N 30/72 ,  G01N 30/88 ,  G01N 30/00 ,  G01N 30/04 ,  G01N 30/06
FI (8件):
G01N27/62 V ,  G01N27/62 X ,  G01N27/62 F ,  G01N30/72 C ,  G01N30/88 N ,  G01N30/00 E ,  G01N30/04 A ,  G01N30/06 E
Fターム (4件):
2G041CA01 ,  2G041EA04 ,  2G041HA01 ,  2G041JA02
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
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