特許
J-GLOBAL ID:201303084305218321

高力ボルト及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 的場 基憲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-269065
公開番号(公開出願番号):特開2013-139872
出願日: 2012年12月10日
公開日(公表日): 2013年07月18日
要約:
【課題】1700MPa以上の引張強さを有し、引張変形性能、耐遅れ破壊特性に優れた高力ボルト及びその製造方法を提供する。【解決手段】質量%で、C:0.35〜0.70%、Si:0.50〜2.50%、Mn:0.10〜1.00%、Cr:0.30〜3.00%、Mo:0.50〜1.50%、Al:0.001〜0.1%を含有し、残部はFe及び不可避不純物からなる鋼材を素材として、ねじ部に、フランク面の角度を60°とし、かつねじ部とがり山の高さをHとし、相対するねじ山のフランク面と谷底との移行点をとがり山底辺からH/2に設定してなるとともに、移行点においてフランク面に当接する曲率半径RがH/3.5以上、H/2.5以下の当接小円を描く弧状曲線を形成するねじ部形状を有するボルト形状に成形し、850°C〜1050°Cの温度範囲内でオーステナイト化処理して焼入れした後、500°C〜650°Cの温度範囲で焼戻処理を施す。【選択図】図2
請求項(抜粋):
質量%で C:0.35〜0.70%、 Si:0.50〜2.50%、 Mn:0.10〜1.00%、 Cr:0.30〜3.00%、 Mo:0.50〜1.50%、 Al:0.001〜0.1% を含有し、残部はFe及び不可避不純物から成る高力ボルトであって、ボルト頭部からねじ部までの部位における内部金属組織の90体積%以上が焼戻マルテンサイト組織であり、当該部位の引張強さが1700MPa以上であって、ボルトのねじ形状がねじ部に等間隔ピッチで設けられるねじ山の相対するフランク面の角度が60°で、かつねじ部の谷底の形状がとがり山の高さをHとし、相対するねじ山のフランク面と谷底との移行点を上記とがり山底辺からH/2に設定してなると共に、上記移行点においてフランク面に当接する曲率半径RがH/3.5以上、H/2.5以下の当接小円を描く弧状曲線を形成することを特徴とする高力ボルト。
IPC (6件):
F16B 35/00 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/34 ,  C21D 9/00 ,  F16B 31/06 ,  F16B 33/04
FI (6件):
F16B35/00 J ,  C22C38/00 301Z ,  C22C38/34 ,  C21D9/00 B ,  F16B31/06 A ,  F16B33/04
Fターム (11件):
4K042AA25 ,  4K042BA01 ,  4K042BA08 ,  4K042CA06 ,  4K042CA08 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DC02 ,  4K042DC03 ,  4K042DE02 ,  4K042DE03

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