特許
J-GLOBAL ID:201303084704997393

二次電池の状態推定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人プロスペック特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-209790
公開番号(公開出願番号):特開2013-072659
出願日: 2011年09月26日
公開日(公表日): 2013年04月22日
要約:
【課題】演算処理能力やメモリ容量に制約のあるオンボードECU等における計算負荷を軽減しつつ、EV走行時においても高い精度でSOCを推定することができる二次電池の状態推定装置を提供する。【解決手段】二次電池の状態推定装置においては、反応物質(例えばリチウム塩等)の正極と負極との間での濃度分布(Δce)から濃度過電圧(Δφe)を推定し、且つ濃度過電圧(Δφe)が組み込まれた電圧-電流関係モデル式(M1a′)乃至(M1d′)式や(M3a′)乃至(M3d′)式を用いることにより、二次電池の内部状態及びSOCをより高精度に推定することができる。【選択図】図9
請求項(抜粋):
電気化学反応に寄与する反応物質を内部に含む活物質を含んでなる第1及び第2の電極と、イオン化した前記反応物質を前記第1及び第2の電極間で伝導するイオン伝導体とを備える二次電池の状態推定装置であって、 前記第1及び第2の電極間の電池電圧を検出する電圧検出器と、 与えられた境界条件に基づいて前記活物質の内部での前記反応物質の濃度分布を規定する活物質拡散モデル式に従って、前記反応物質の濃度分布を推定する電極内拡散推定部と、 前記電極内拡散推定部によって推定された、前記活物質の電解液との界面での前記反応物質の濃度に基づいて、前記第1及び第2の電極間の開放電圧を推定する開放電圧推定部と、 前記第1及び第2の電極間での前記反応物質の濃度分布を規定する電極間拡散モデル式に従って、前記第1及び第2の電極間での前記反応物質の濃度分布を推定する電極間拡散推定部と、 前記電極間拡散推定部によって推定された、前記第1及び第2の電極間での前記反応物質の濃度分布に基づいて、濃度過電圧を推定する濃度過電圧推定部と、 前記開放電圧と、前記二次電池の電池電流密度に応じて算出される過電圧と、前記電池電流密度に応じて発生する電圧降下と、前記濃度過電圧と、前記電池電圧との間の関係を表す、電気化学反応に基づく電圧電流関係モデル式に従って、前記二次電池の電池電流密度を推定する電流推定部と、 を備え、 前記電流推定部は、前記電圧検出器によって検出された前記電池電圧と、前記開放電圧推定部によって推定された前記開放電圧と、前記濃度過電圧推定部によって推定された前記濃度過電圧と、前記二次電池のパラメータ値とを前記電圧電流関係モデル式に代入することによって、前記電池電流密度を算出し、 前記電流推定部によって推定された前記電池電流密度に基づいて前記界面での反応電流密度を算出し、算出した反応電流密度に従って、前記活物質拡散モデル式の前記界面における前記境界条件を設定する境界条件設定部を更に備える、 二次電池の状態推定装置。
IPC (2件):
G01R 31/36 ,  H01M 10/48
FI (4件):
G01R31/36 A ,  H01M10/48 A ,  H01M10/48 P ,  H01M10/48 301
Fターム (20件):
2G016CA03 ,  2G016CB11 ,  2G016CB12 ,  2G016CB21 ,  2G016CB22 ,  2G016CB31 ,  2G016CB32 ,  2G016CC03 ,  2G016CC04 ,  2G016CC07 ,  2G016CC13 ,  2G016CC27 ,  2G016CC28 ,  2G016CF06 ,  5H030AA06 ,  5H030AS08 ,  5H030FF22 ,  5H030FF42 ,  5H030FF43 ,  5H030FF44
引用特許:
出願人引用 (3件)

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