特許
J-GLOBAL ID:201303085421615830

補正プログラム及びその記憶媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 田村 善光 ,  古田 剛啓
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-271181
特許番号:特許第5312667号
出願日: 2012年12月12日
要約:
【課題】加工指示寸法に対して許容範囲内の寸法に切削加工可能とする工作機械加工寸法指示補正用コンピュータプログラムを提供することである。 【解決手段】ワークセット時に工作機械の各軸方向の原点に対するワーク特定点の位置の前ワークとの差が設定値以上になると警報表示し再測定再確認した位置を記憶し、設定値未満の場合はその位置を記憶するワーク原点設定ステップと、工順毎に加工指示寸法と実測値との差が設定値以上になると警報表示し再測定再確認したデータを記憶し、また前記差が設定値未満であるとそのデータを記憶して、加工指示寸法との差を現補正値に付加して新補正値を設定して加工プログラムの指示寸法に実測値が一致するようにする補正ステップと、前記補正後の加工指示寸法を、コンピュータを実行させる加工プログラムに付加させる補正付加ステップとをコンピュータに実行させる補正プログラムによって課題を実現できた。 【選択図】 図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 コンピュータを、刃物台に取り付けられた工具によりワークを切削加工する工作機械に、工順毎に加工寸法指示をして切削加工させる手段として機能させるための加工プログラムに、加工指示寸法に加工後の実寸法を一致させるように前記加工寸法指示の補正を付加する補正プログラムであって、 予め前のワークセットと次のワークセットとの間でそれぞれ記憶されたワークの原点位置座標の差を異常値として判断する基準として定めた設定値を記憶し、並びに、予め工順ごとに加工指示寸法、及び加工指示寸法と加工後の実測値との差を異常値として判断する基準として定めた設定値を記憶する基準設定ステップと、 最初のワークセットで工作機械のX軸方向又はZ軸方向の原点に対するワーク上の特定された点の位置座標を補正プログラムに記憶し、あるいは、同一設計形状に基づくワークを連続加工する場合には、前のワークセットと次のワークセットとの間でそれぞれ記憶されたワークの原点位置座標の差が設定値以上の場合には警報表示し再測定し再確認された次のワーク上の特定された点の位置座標を新たな原点として、又は、前記差が設定値未満の場合には次のワーク上の特定された点の位置座標を新たな原点として補正プログラムに記憶するワーク原点設定ステップと、 最初の工順においてワークに対する加工指示寸法と加工後の実測値との差が設定値未満の場合は該差を次の工順の新補正値として記憶し、又は、該差が設定値以上の場合には警報表示し再測定し再確認された加工指示寸法と加工後の実測値との差を次の工順の新補正値として記憶し、あるいは、第2の工順以降の工順においては、それぞれの工順におけるワークに対する加工指示寸法と加工後の実測値との差が設定値未満の場合には、前記差の寸法を前の工順における補正値に付加して、次の工順における加工寸法指示値に対する補正値として新補正値を設定し記憶し、又は、該差が設定値以上の場合には警報表示し、再測定し再確認された加工指示寸法と加工後の実測値との差の寸法を前の工順における補正値に付加して、次の工順における加工寸法指示値に対する補正値として新補正値を設定し記憶し、 前記新補正値を予め記憶させている加工指示寸法に加算して補正後の加工指示寸法を記憶する補正ステップと、 前記補正後の加工指示寸法を、コンピュータを実行させる加工プログラムに付加させる補正付加ステップと、 をコンピュータに実行させることを特徴とする補正プログラム。
IPC (3件):
B23Q 15/00 ( 200 6.01) ,  B23Q 15/24 ( 200 6.01) ,  G05B 19/404 ( 200 6.01)
FI (3件):
B23Q 15/00 309 Z ,  B23Q 15/24 ,  G05B 19/404 H
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 溶接ロボット
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-239979   出願人:積水化学工業株式会社

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