特許
J-GLOBAL ID:201303091957604793

プッシュプル式複合容器蓋

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 小野 尚純 ,  奥貫 佐知子
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-062977
公開番号(公開出願番号):特開2002-264961
特許番号:特許第4727054号
出願日: 2001年03月07日
公開日(公表日): 2002年09月18日
請求項(抜粋):
【請求項1】 容器口部に固定される中蓋と、上下にスライド可能に該中蓋に取り付けられた注出用弁体と、中蓋に取り付けられた注出用弁体を覆うように着脱自在に設けられた上蓋とを備えた複合容器蓋において、 前記中蓋は、上面に注出案内用の注出筒を備えたリング状水平壁と、該水平壁の外周縁から下方に延びている環状外側壁と、該水平壁の内周縁から下方に延びている環状内側壁とを備え、該環状外側壁の下端内面には、アンダーカットが形成されており、これら環状外側壁と環状内側壁との間の空間に容器口部の上端部分が挿入されて該中蓋が容器口部に固定されると共に、 前記注出用弁体は、天井壁と、天井壁の周縁部分から下方に延びており且つ前記中蓋の環状内側壁内空間に上下にスライド可能に嵌め込まれる筒状側壁とを備えており、該天井壁の中央部分上面には、ボタン形状の上蓋係合用突部が設けられており、該筒状側壁の外面には、前記環状内側壁の下端と係合する突起が形成されていると共に、該筒状側壁には、その下端から上方に延びている注出用スリットが形成されており、 前記注出用弁体の天井壁周縁には、前記筒状側壁よりも外方に延びている周状の水平フランジが設けられており、 前記上蓋は、頂板部と、頂板部周縁から下方に延びているスカート壁とから成り、該スカート壁の下方部分内面には、容器口部の下方部分外面と螺子係合する螺条が形成されており、前記頂板部下面の中央部分には、前記注出用弁体の天井壁上面に設けられている上蓋係合用突部と係合するリング状係合突起が形成されており、 前記注出用弁体が取り付けられている中蓋が容器口部に固定されている状態で容器口部に螺子固定された上蓋を旋回して開栓すると、該上蓋の上昇に伴って、前記注出用弁体は、上蓋のリング状係合突起と注出用弁体の上蓋係合用突部との係合により上方に引き上げられ、前記筒状側壁外面の突起と環状内側壁下端とが係合すると、該注出用弁体の上昇が制限され、前記リング状係合突起と上蓋係合用突部との係合が解除されて、上蓋のみが上昇して容器口部から取り外され、上蓋が取り外された状態において、前記筒状側壁に設けられている注出用スリットが外部に開放されて、該スリットを介して容器内容液の注ぎ出しが行われ、 前記注出用弁体が取り付けられている中蓋が容器口部に固定されている状態で上蓋を被せて閉栓すると、上蓋の押圧によって、前記注出用弁体は降下し、前記スリットが閉じられ、 該注出用弁体が降下位置にあるときは、前記上蓋の頂板部内面に形成された押圧用突起が、前記注出用弁体の水平フランジ上面に当接し、且つ該水平フランジの下面が、前記中蓋のリング状水平壁の上面内周縁部分に密着して、前記注出筒の上端と上蓋の頂板部の下面との接触が回避されること、を特徴とする複合容器蓋。
IPC (1件):
B65D 47/26 ( 200 6.01)
FI (1件):
B65D 47/26 Q
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 注出栓
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-150245   出願人:株式会社吉野工業所

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