特許
J-GLOBAL ID:201303093520103160

センサシステム及び当該センサシステムを用いた検出対象物質測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 荒船 博司 ,  荒船 良男 ,  赤澤 高 ,  稲葉 龍治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-109378
公開番号(公開出願番号):特開2013-238399
出願日: 2012年05月11日
公開日(公表日): 2013年11月28日
要約:
【課題】簡易な構成で、高速かつ高感度な測定を可能とする。【解決手段】酵素の活性を阻害する物質を検出対象物質として、所定の試料に含まれる検出対象物質を検出する酵素センサ10を備えるセンサシステム1であって、検出センサ部を試料に接触させる前に取得した第1基準側応答値と第1検出側応答値との比率である第1応答比と、検出センサ部を試料に接触させた後に取得した第2基準側応答値と第2検出側応答値との比率である第2応答比と、の比率に基づいて、検出対象物質の濃度を判定する。ここで、第1基準側応答値及び第2基準側応答値は、基質との接触によって基準センサ部の出力値が応答検出閾値を超えてから待機時間が経過した後における当該基準センサ部の出力値であり、第1検出側応答値及び第2検出側応答値は、基質との接触によって検出センサ部の出力値が応答検出閾値を超えてから待機時間が経過した後における当該検出センサ部の出力値である。【選択図】図1
請求項(抜粋):
酵素の活性を阻害する物質を検出対象物質として、所定の試料に含まれる検出対象物質を検出する酵素センサを備えるセンサシステムにおいて、 前記酵素センサは、複数の同一構成のセンサ部を備え、当該複数のセンサ部のうちの一部が前記試料に接触させない基準センサ部であるとともに、残りが前記試料に接触させる検出センサ部であり、 前記検出センサ部を前記試料に接触させる前における、前記基準センサ部の出力値と当該検出センサ部の出力値とに基づき算出された第1応答比を記憶する記憶手段と、 前記基準センサ部の出力値と前記検出センサ部の出力値とを取得する取得手段と、 前記取得手段によって取得された、前記検出センサ部を前記試料に接触させた後における前記基準センサ部の出力値と当該検出センサ部の出力値とに基づいて、第2応答比を算出する応答比算出手段と、 前記記憶手段に記憶されている第1応答比と、前記応答比算出手段によって算出された第2応答比と、の比率に基づいて、前記試料に含まれる検出対象物質の濃度を判定する濃度判定手段と、を備え、 前記第1応答比は、前記検出センサ部を前記試料に接触させる前に前記基準センサ部から取得した第1基準側応答値と、前記検出センサ部を前記試料に接触させる前に当該検出センサ部から取得した第1検出側応答値と、の比率であり、 前記第1基準側応答値は、前記酵素の基質との接触によって前記基準センサ部の出力値が所定の第1応答検出閾値を超えてから所定の第1待機時間が経過した後における当該基準センサ部の出力値であり、 前記第1検出側応答値は、前記酵素の基質との接触によって前記検出センサ部の出力値が所定の第2応答検出閾値を超えてから所定の第2待機時間が経過した後における当該検出センサ部の出力値であり、 前記第2応答比は、前記検出センサ部を前記試料に接触させた後に前記基準センサ部から取得した第2基準側応答値と、前記検出センサ部を前記試料に接触させた後に当該検出センサ部から取得した第2検出側応答値と、の比率であり、 前記第2基準側応答値は、前記酵素の基質との接触によって前記基準センサ部の出力値が前記第1応答検出閾値を超えてから前記第1待機時間が経過した後における当該基準センサ部の出力値であり、 前記第2検出側応答値は、前記酵素の基質との接触によって前記検出センサ部の出力値が前記第2応答検出閾値を超えてから前記第2待機時間が経過した後における当該検出センサ部の出力値であることを特徴とするセンサシステム。
IPC (2件):
G01N 27/416 ,  G01N 27/327
FI (4件):
G01N27/46 301G ,  G01N27/30 353Z ,  G01N27/30 353F ,  G01N27/30 353R
引用特許:
出願人引用 (3件)

前のページに戻る