特許
J-GLOBAL ID:201303094067397293

蒸気管回転乾燥、選別、造粒が一体化になっている石炭調湿方法及びその専用設備

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 板谷 康夫 ,  田口 勝美 ,  水田 愼一 ,  板谷 真之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-109979
公開番号(公開出願番号):特開2013-245350
出願日: 2013年05月24日
公開日(公表日): 2013年12月09日
要約:
【課題】蒸気管回転乾燥、選別、造粒が一体化された石炭調湿乾燥方法、及び当該方法を実現するための専用設備を提供する。【解決手段】当該方法は、蒸気管回転乾燥、選別分級、収集ろ過、押出造粒の四つの核心工程によって行われ、蒸気管回転乾燥方法によって、コークス炉の生産性能を7〜11%程度高め、コークス炉石炭ガスの産量を8%程度高め、コークス炉のエネルギー消耗を14%程度減らせ、コークス石炭の品質を著しく改善することができ、選別分級によって、粒径が0.5mm以下の微粉炭によるコークス炉の稼動作業への影響が減らされ、押出造粒によって、選別分級後の0.5mmより小さい微粉炭と粘結剤としてのタールスラグなどの廃棄物とが混合されて造粒され、よって、得られる粒炭の粒径は3〜8mmである。【選択図】図1
請求項(抜粋):
a)湿潤コークス石炭を、不純物を除去し、さらにオンラインにて温度、水分含有量のパラメーターを解析記入し、且つ秤量計測(2)した後に蒸気管回転乾燥機(4)に搬送し、前記湿潤コークス石炭を、前記蒸気管回転乾燥機(4)内において飽和蒸気または過熱蒸気で満たされる套管と接触させて熱交換させ、水分を蒸発させてからコークス炉へ搬送してコーキングに用い、その内、循環ファン(10)を用いて一部のコークス炉の煙道排ガス(A)を前記蒸気管回転乾燥機(4)内に送入し、排気ファン(6)の作用下において、前記コークス炉の煙道排ガス(A)が少量の微粉炭を含む水蒸気を取り出して袋式の集塵機(5)に移行し、前記水蒸気を気体と固体に分離し、分離された微粉炭を押出造粒ユニットに供給し、前記コークス炉の煙道排ガス(A)及び水蒸気を浄化して全部排出する蒸気管回転乾燥工程と、 b)調湿乾燥済みのコークス石炭を、送料用スパイラルコンベア(17)の供給ポート(C)を介して分級器(18)内に送入し、一次コークス炉の煙道排ガス(E)が、第1加圧ファン(13)によって加圧された後に前記分級器(18)内のガイド板(25)の底部に移行し、且つ下方より上方へ向いて前記ガイド板(25)に設けられる通気孔を通過することによって、前記コークス石炭中の大量の微粉炭を流動化状態にして一次選別分級を行い、前記微粉炭を、収集ろ過用の尾部誘引ファン(9)の作用で一次コークス炉の煙道排ガス(E)とともに前記分級器(18)の頂部の沈降ゾーン(N)へ移行させて粗粒炭の沈降を行い、0.5mmより小さい微粉炭を、一次コークス炉の煙道排ガス(E)につれて収集ろ過システムへ移行させ、 一次選別分級済みのコークス石炭を、前記ガイド板(25)の外側を沿って引き続き前記分級器(18)の底部に落下させて二次選別分級し、前記コークス石炭を、前記分級器(18)内に設けられるサーキュラー分散板(24)に沿って下方へ移動させる際において、第2加圧ファン(12)によって加圧された二次コークス炉の煙道排ガス(F)と十分に接触させて大量の微粉炭を流動化分離し、二次コークス炉の煙道排ガス(F)とともに分級器(18)の頂部の沈降ゾーン(N)に移行させて二次粗粒炭の沈降を行い、0.5mmより小さい微粉炭も二次コークス炉の煙道排ガス(F)につれて前記収集ろ過システムに移行させ、 二次選別分級済みのコークス石炭を、第3加圧ファン(11)で加圧された三次コークス炉の煙道排ガス(G)と接触させて選別ゾーン(J)において三次選別分級を行い、選別分級された微粉炭を、三次コークス炉の煙道排ガス(G)とともに前記分級器(18)の頂部の沈降ゾーン(N)に移行させて粗粒炭の沈降をさらに行い、0.5mmより小さい微粉炭を、三次コークス炉の煙道排ガス(G)とともに前記分級器(18)の頂部の排出ポート(P)を経由して前記収集ろ過システムに移行させる選別分級工程と、 c)前記分級器(18)によって一次選別分級、二次選別分級、三次選別分級された0.5mmより小さい微粉炭を、コークス炉の煙道排ガス(E)、(F)、(G)につれて前記収集ろ過システムに移行させ、袋式のろ過器(8)によって気体と固体に分離する収集ろ過工程と、 d)前記袋式の集塵機(5)及び前記袋式のろ過器(8)の底部から排出される微粉炭を、前記押出造粒ユニットに配分し、且つ計測された94〜95%の微粉炭と粘結剤(B)としての計測された5〜6%のタールスラグ廃棄物とともに高速混練器(21)内に搬送し、60〜80°Cで均一に混合、脱気してから押出造粒機(23)内に押入して造粒を行い、その後、前記分級器(18)の底部の排出ポート(L)から排出されるコークス石炭と混合して併せて前記コークス炉に送入してコーキングする押出造粒工程とを含む、 ことを特徴とする蒸気管回転乾燥、選別、造粒が一体化された石炭調湿方法。
IPC (2件):
C10B 57/08 ,  C10B 57/10
FI (2件):
C10B57/08 ,  C10B57/10
Fターム (2件):
4H012QA04 ,  4H012RA03
引用特許:
審査官引用 (4件)
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