特許
J-GLOBAL ID:201303095392873375

可変容量形オイルポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小林 博通 ,  富岡 潔 ,  橋本 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-279096
公開番号(公開出願番号):特開2013-130090
出願日: 2011年12月21日
公開日(公表日): 2013年07月04日
要約:
【課題】所望の吐出圧に維持する要求に対して、エンジン回転数が上昇しても当該要求吐出圧を極力維持し得る可変容量形オイルポンプを提供する。【解決手段】初期位置である第1位置側へ戻す付勢力が作用する一方で吐出圧が作用することにより前記付勢力に抗して移動するスプール弁体43によって構成され、スプール弁体43が第1位置にあるときは第1制御油室31と排出ポート57とを連通しつつ第2制御油室32に吐出圧を導入し、スプール弁体43が前記付勢力に抗して第2位置へ移動した場合には第1制御油室31及び第2制御油室32に吐出圧を導入し、スプール弁体43が第2位置からさらに前記付勢力に抗して第3位置へ移動した場合には第1制御油室31へ吐出圧を導いたまま第2制御油室32のオイルの一部を排出ポート57へと流出させる切替制御弁40をもって、カムリング15を揺動制御することとした。【選択図】図4
請求項(抜粋):
回転駆動されるロータと、 前記ロータの外周側に出没自在に設けられた複数のベーンと、 前記ロータと前記複数のベーンとをその内周側に収容することで複数の作動油室を隔成すると共に、前記ロータの回転中心に対するその内周中心の偏心量が変化するように移動することで前記ロータの回転時における前記各作動油室の容積の増減量を変化させるカムリングと、 前記カムリングの少なくとも一方の側部に配設され、前記カムリングの偏心状態において容積が増大する作動油室に開口する吸入部と同偏心状態において容積が減少する作動油室に開口する吐出部とが設けられた側壁と、 前記吐出部から吐出されたオイルが導かれることで、前記ロータの回転中心に対する前記カムリングの内周中心の偏心量が小さくなる方向へ付勢する力を前記カムリングに作用させる第1制御油室と、 前記吐出部から吐出されたオイルが導かれることで、前記ロータの回転中心に対する前記カムリングの内周中心の偏心量が大きくなる方向へ付勢する力であって前記第1制御油室による付勢力よりも小さい付勢力を前記カムリングに作用させる第2制御油室と、 セット荷重が付与された状態で前記ロータの回転中心に対するその内周中心の偏心量が大きくなる方向へ前記カムリングを付勢し、前記ロータの回転中心に対する前記カムリングの内周中心の偏心量が所定以下になると段階的で不連続に付勢力が大きくなるように構成された付勢機構と、 初期位置へと戻すような付勢力が作用する一方で前記吐出部から吐出された吐出圧が作用することによって前記付勢力に抗して移動するように構成された弁体により構成され、前記弁体が初期位置である第1位置にあるときには前記第1制御油室をドレン部に連通し、前記弁体が前記付勢力に抗して第2位置へ移動した場合には前記第1制御油室及び第2制御油室に吐出圧を導入し、前記弁体が前記第2位置からさらに前記付勢力に抗して第3位置へと移動した場合には前記第1制御油室へ吐出圧を導いたまま前記第2制御油室のオイルの一部を前記ドレン部へと流出させる切替機構と、を備え、 前記切替機構は、吐出圧が、前記付勢機構のセット荷重を超えて前記カムリングが移動可能となる圧力以上であって、かつ、前記付勢機構の付勢力が段階的に大きくなる圧力以下となったとき、前記弁体が前記第1位置から前記第2位置へと切り替わることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
IPC (1件):
F04C 14/22
FI (1件):
F04C14/22 D
Fターム (7件):
3H044AA02 ,  3H044BB05 ,  3H044CC26 ,  3H044DD03 ,  3H044DD13 ,  3H044DD16 ,  3H044DD35
引用特許:
審査官引用 (3件)

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