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J-GLOBAL ID：201402202335059739   整理番号：14A0713377

Polyozellus multiplex(担子菌)から得たp-テルフェニル化合物類の有効な抗血管形成効果

Potential Anti-angiogenesis Effects of p-Terphenyl Compounds from Polyozellus multiplex

著者 (7件)： NAGASAWA Ikuko (Meiji Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN) ,  KANEKO Akira (Meiji Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN) ,  SUZUKI Toshihiro (Meiji Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN) ,  NISHIO Kazuto (Kinki Univ. School of Medicine, Osaka, JPN) ,  KINOSHITA Kaoru (Meiji Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN) ,  SHIRO Motto (Rigaku Corp., Tokyo, JPN) ,  KOYAMA Kiyotaka (Meiji Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Natural Products  (Journal of Natural Products)
巻： 77  号： 4  ページ： 963-968  発行年： 2014年04月 
JST資料番号： C0012B  ISSN： 0163-3864  CODEN： JNPRDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Polyozellus multiplexの子実体からp-テルフェニル化合物3種を単離し,¹Hおよび¹³CNMR,質量分析で構造解析した。それらの化合物は,キノン構造を持つ新規化合物ポリオゼリン酸とp-キノン構造を持つ既知化合物テレホリン酸,そしてアセトン付加した誘導体の3種であることがわかった。さらにアセトン付加誘導体についてはX線結晶構造解析を行い,ORTEP図により詳細な構造を明らかにした。既知のポリオゼリン酸を含めた4種についてヒト臍帯静脈内皮細胞における細胞増殖への作用を調べたところ,ポリオゼリン酸とテレホリン酸が微小管形成を阻害し,VEGER2チロシンキナーゼ活性を阻害し,さらに細胞への侵入も阻害した。以上の知見は,分子中のキノン構造が血管新生の阻害に影響を与えることを示した。

シソーラス用語： *担子菌類 ,  *芳香族化合物 ,  薬理作用 ,  子実体 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  質量分析 ,  構造解析 ,  キノン ,  *X線構造解析 ,  ORTEP図 ,  血管内皮細胞 ,  抑制 ,  細胞骨格 ,  *チロシンキナーゼ ,  *増殖阻害
準シソーラス用語： *Polyozellus multiplex ,  *X線結晶構造解析 ,  キノン類 ,  *テルフェニル化合物 ,  *血管新生阻害 ,  抗血管形成 ,  細胞増殖阻害 ,  微小管形成中心 ,  臍帯静脈内皮細胞

分類 (4件)： 微生物の生化学  (EG03020N) ,  芳香族単環炭化水素  (CF05020W) ,  その他の物理分析  (CC03014E) ,  微生物起原の毒性  (GZ03030F)

物質索引 (3件)： ポリオゼル酸 ,  テレホル酸 ,  2,3,6,8,9-ペンタヒドロキシ-6-(2-オキソプロピル)ベンゾ[2,1-b:3,4-b′]ビスベンゾフラン-5(6H)-オン

タイトルに関連する用語 (4件)： 担子菌 ,  p-テルフェニル ,  化合物類 ,  抗血管形成