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J-GLOBAL ID:201402202987836729   整理番号:14A1289645

人工血管の候補としてのトランスジェニックカイコにより産生された細胞接着配列を組み込んだ組換えシルクフィブロイン

Recombinant silk fibroin incorporated cell-adhesive sequences produced by transgenic silkworm as a possible candidate for use in vascular graft
著者 (7件):
資料名:
巻:号: 42  ページ: 7375-7383  発行年: 2014年11月14日 
JST資料番号: W2382A  ISSN: 2050-750X  CODEN: JMCBDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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人工血管材料としての組換えカイコシルクフィブロインを,トランスジェニック技術を用いて調製した。ラミニンB1鎖由来のTS(CDPGYIGSRAS)8あるいはフィブロネクチン由来のTS(CDPGYIGSRAS)8と(TGRGDSPAS)8を組み合わせた配列を,シルクフィブリンの軽鎖あるいは重鎖の中に組み込んだ。この組み込みにより,シルクフィブロインのランダムコイル画分がわずかに増加し,引張強度が低下した。TS(CDPGYIGSRAS)8を組み込んだ組換えシルクフィブロインフィルムへのマウス内皮細胞および平滑筋細胞の接着活性は,天然のシルクフィブロインと比較して有意に高いことが分かった。この組換えシルクフィブロインをシルク人工血管のコーティング材料に用いると,in vitroにおける内皮細胞の遊走活性およびin vivoにおけるラット腹大動脈吻合部からの内皮細胞の遊走距離が,天然のシルクフィブロインに比べて有意に高くなることが分かった。以上より,ラミニンペプチド配列を組み込んだ組換えシルクフィブロインは人工血管材料として利用できる可能性が示された。
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分類 (1件):
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医用素材 

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