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J-GLOBAL ID:201402203709344102   整理番号:14A0476734

中京地域堆積盆地における表面波群速度の推定-Hi-net連続地震観測記録を用いた地震波干渉法に基づく検証-

Estimation of Surface Wave Group Velocity beneath the Chukyo Area, Japan-Application of Seismic Interferometry to Hi-net Continuous Waveform Data-
著者 (3件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 127-145  発行年: 2014年03月25日 
JST資料番号: G0931A  ISSN: 0037-1114  CODEN: JISHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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中京地域の堆積盆地において各種の地下構造探査が行われ,多くの構造モデルが提示されてきた。本稿では,同地域で観測されたHi-netデータに対して地震波干渉法を適用することで得られた地下構造の空間精度を検証するとともにデータ適用条件の確認を行った。従来,暗部となっていた伊勢湾を含んで堆積盆地をまたぐ101組の観測点ペアを選び,1年間の観測データに対して干渉法を適用し。相互相関関数を求めた。さらにマルチプルフィルタリング処理を施して群速度を推定した。レーリー波群速度は0.1Hzで3km/s程度を示し,高周波側では地下構造に依存する分散が見られた。既往モデル(AISTモデル)との比較では概ね一致する傾向が得られたが,地域によっては若干の差異が見出された。干渉法では,0.2Hz,及び0.5Hz帯で2桁以上のS/N比が得られた。ただし,相互相関関数には沿岸波浪による方位非対称性が見られ,かつ季節変動が含まれており,これらは構造決定精度に影響を及ぼしていることが分かった。
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分類 (1件):
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地震脈動,人工地震,核爆発地震,浅部地下構造などに関連する問題 
引用文献 (35件):
  • 愛知県,2003,「平成14年度地震関係基礎調査交付金濃尾平野地下構造調査」成果報告書, <http://www.jishin.go.jp/main/>,(参照2013-9-1).
  • 愛知県,2005,「平成16年度地震関係基礎調査交付金三河地域堆積平野地下構造調査」成果報告書, <http://www.jishin.go.jp/main/>,(参照2013-9-1).
  • Aki, K., 1957, Space and time spectra of stationary stochastic waves, with special reference to microtremors, Bull. Earthq. Res. Inst., 35, 415-456.
  • Asano, K., T. Iwata, and H. Sekiguchi, 2012, Application of seismic interferometry in the Osaka basin for validating the three-dimensional basin velocity structure model, Proc. 15th World Conf. Earthq. Eng., 0666.
  • Bensen, G.D., M.H. Ritzwoller, M.P. Barmin, A.L. Levshin, F. Lin, M. P. Moschetti, N. M. Shapiro, and Y. Yang, 2007, Processing seismic ambient noise data to obtain reliable broad-band surface wave dispersion measurements, Geophys. J. Int., 169, 1239-1260.
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