抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,現行の安全教育の実施状況と課題とを踏まえて,ヒューマンエラー(HE)を有効に防ぐための安全教育手法を開発することを試みた。従来教育の問題点:1)人間行動特性への理解が中心でない,2)双方向の議論が認められない,3)短期的な教育効果が求められている。それらを基に,1)受講者との討論を中心とする,2)事例を分析し原因・対策を考える,3)模擬課題でHEの有無を検討し,HEの発生機序を考える,4)防止策が個人対応で可能か否かを考える,という教育手法を開発した。さらに,ある企業研修でそれを実施しその効果を定性的に測定した。受講者のHEに対する理解の変化と将来の仕事の中で問題解決への行動意欲の高揚という効果が確認された。今後の課題も考察された。(著者抄録)