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J-GLOBAL ID:201402203888236546   整理番号:14A0322337

「シカの採食圧による植生被害防除と回復」ニホンジカ高密度生息域のススキ草原における草原生植物種多様性の低下

Reduction in grassland plant species diversity of a Miscanthus sinensis community in an area of high sika deer density
著者 (6件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 395-399  発行年: 2014年02月28日 
JST資料番号: Z0839A  ISSN: 0916-7439  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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良好に管理されているススキ草原の種多様性がシカの採食によって受ける影響を明らかにするために,シカ高密度化が進む兵庫県神河町の砥峰高原ススキ草原にて防鹿柵を設置し,柵内外の出現種の出現頻度・平均被度を調査した。結果,ススキ以外の草本種種数は防鹿柵区の方が約4種多かった(p<0.05)。ススキ以外の草本植物被度は防鹿柵区で4.0ポイント高く(p<0.05),広葉草本被度は防鹿柵区の方が4.9ポイント高かった(p<0.001)。防鹿柵区での平均被度が有意に高い種(種群A)は2種,防鹿柵のみに出現した種(種群B)は8種確認された。防鹿柵と無柵区との間に生じる広葉草本の被度の差違への寄与率は種群Aが27%,種群Bが11%だった。このことから,シカの採食はススキ草原の種多様性に対して負の影響をもたらし,その影響は特定の種に対して顕著に及ぶ可能性があると考えられた。シカの高密度生息地域では,管理により良好に維持されているススキ草原であっても,シカの採食により植物の種多様性が低下する恐れがある事が示唆された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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植物生態学 
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