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J-GLOBAL ID：201402205762702277   整理番号：14A1010314

ボランティアコンピューティングにおける多数決の完了確率推定に基づくジョブスケジューリング法

A Job Scheduling Method Based on Completion Probability of Voting in Volunteer Computing

著者 (4件)： 宮腰勇人 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  渡邊寛 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  福士将 (山口大 大学院理工学研究科) ,  野上保之 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 156(DC2014 18-20)  ページ： 17-24  発行年： 2014年07月22日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,計算中に離脱するワーカが存在するボランティアコンピューティング(VC)環境において,多数決の完了確率推定に基づくジョブスケジューリング手法を提案する。従来手法では,多数決を完了させるのに必要最小限のワーカに同一ジョブを配布するため,1台でもワーカが離脱した場合には多数決の完了が遅れシステム全体の性能が低下する問題があった。提案手法では,各ワーカが離脱する確率を考慮し,これに基づき各ジョブの多数決が完了する確率(完了率)を推定することで,完了率を常に一定以上とするようなジョブスケジューリングを行う。シミュレーションにより性能評価を行った結果,提案手法を用いることで,計算結果全体の誤り率を指定値以下に保ちつつ,従来比で最大5倍の性能向上が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *計算機利用 ,  *スケジューリング ,  計算機アーキテクチャ ,  ネットワークアーキテクチャ ,  対策 ,  計算機網 ,  多数決論理 ,  統計的推定 ,  確率 ,  デスクトップグリッド ,  確率的スケジューリング ,  障害対策
準シソーラス用語： *ジョブスケジューリング ,  *ボランティアコンピューティング ,  完了確率 ,  並列分散処理

分類 (1件)： その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (8件)：

• http://setiathome.ssl.berkeley.edu/July. 1, 2014.
• http://www.distributed.net/ July. 1, 2014.
• K.Watanabe and M.Fukushi, ”Generalized Spot-checking for Reliable Volunteer Computing”, IEICE Transactions on Information and Systems, Vol.E93-D,no.12, pp.3164-3172, Dec. 2010.
• K.Watanabe, M.Fukushi and M.Kameyama, ”Adaptive Group-Based Job Scheduling for High Performance and Reliable Volunteer Computing”, Journal of Information Processing, Vol.19, pp.39 - 51, Feb. 2011.
• B.Javadi, D.Kondo, A.Iosup and D.Epema, ”The Failure Trace Archive: Enabling the Comparison of Failure Measurements and Models of Distributed Systems”, Journal of Parallel and Distributed Computing, Volume 73, Issue 8, August 2013, Pages 1208-1223.

タイトルに関連する用語 (4件)： ボランティアコンピューティング ,  多数決 ,  確率推定 ,  ジョブスケジューリング