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J-GLOBAL ID：201402206682287763   整理番号：14A1365699

「バイオマス研究の10年を振り返る」24 耕作放棄地の再生と資源作物生産

著者 (1件)： 薬師堂謙一 (農業・生物系特定産業技術研究機構)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 89  号： 11  ページ： 1139-1145  発行年： 2014年11月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 耕作放棄地が拡大しており,その早急な改善が求められている。耕作を放棄すると最初は一年生雑草が繁茂し,その後数年経過すると多年生雑草が優占する。したがって,耕作放棄地を再生するためには雑草対策が最重要課題である。耕作放棄地は,バイオマス資源作物(澱粉系,糖質系,油糧系,セルロース系)栽培,飼料畑や普通畑としての利用が考えられる。耕作放棄地の再生には除草,耕起,有機物施用等が必須であり,復元コストが問題となる。耕作放棄地の利用による繊維系バイオマス作物の栽培は地域活性化に重要な役割を果たすと考えられる。

シソーラス用語： *用地 ,  *農作物 ,  *バイオマス ,  雑草 ,  雑草防除 ,  畑地 ,  *耕作放棄地 ,  飼料畑
準シソーラス用語： 荒廃地 ,  資源作物 ,  植物バイオマス

分類 (1件)： 作物栽培一般  (FC03010R)

引用文献 (9件)：

• 勝田真澄(2013)糖質・でん粉作物の低コスト生産によるエタノール製造原料としての利用,農業および園芸88(2):233-241.
• 松波寿弥・小林 真・霍田真一・佐藤広子・安藤象太郎(2013)温帯でも高バイオマス生産が可能な新規セルロース系資源作物「エリアンサス」,農業および園芸88(8):822-828.
• 松崎守夫・本田 裕・薬師堂謙一(2013)バイオディーゼル原料用油糧作物の生産拡大に向けた育種・栽培研究,農業および園芸88(3):334-340.
• 森 卓也(2013)多年生雑草が優占する耕作放棄地の復元技術,雑草と作物の制御 19:31-33.
• 中川 仁(2009)バイオマス燃料用原料としての熱帯牧草を中心にした草本性バイオマスの特性と品種改良,日草誌55(3):274-283.

タイトルに関連する用語 (4件)： バイオマス ,  研究 ,  耕作放棄地 ,  資源作物