抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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九州電力(株)は,耳川の下流3ダムにおいて,上流から流入する土砂をダム下流に通過させるダム通砂を計画している。ダム通砂の実施により,河川の土砂動態が大きく変化し,ダム上下流の治水・利水・環境への影響が想定されるため,広域の土砂動態を相応に管理していくことが求められる。従来,ダム貯水池の土砂管理は,毎年の堆砂量を把握することで実施されてきた。これに対し,ダム通砂開始後は,土砂の移動範囲が広がることから,堆砂量のみでは広域に及ぶ土砂動態を十分に把握することが困難となる。そのため,ダム貯水池への流入土砂量やダムを通過する土砂量を把握していくことが必要となる。そこで,本研究では,ダム通砂における土砂管理への適用を目的として,支流域の素因・誘因(地形・地質,雨量等)に着目したダム貯水池への流入土砂量の把握手法を検討した。(著者抄録)