抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,2010年8月1日までに選定された19の重要文化的景観を対象に,重要文化的景観を含む重点区域における建築物の新増改築等に係る景観形成基準について,一般的な区域とどのような違いがあるのか,一般的な区域にない基準としてどのようなものが設けられているのかを明らかにし,重要文化的景観での景観形成基準のあり方を検討した。その結果,1)重要文化的景観の構成要素として保存すべき既存建築物の増改築と,その他の既存建築物の増改築や新築で,別々に景観形成基準を設けている事例はない。2)殆どの事例で,一般的な区域よりも重点区域での届出対象が拡大されており,建築物の高さと面積の設定の仕方で4タイプに分類できる。3)文化的景観に係る個別具体的な基準は,位置と緑化でいくつか設定されているだけであった,などが明らかになった。