抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2012年7月11日から12日にかけての集中豪雨により洪水被害が発生した阿蘇市(内牧地区)の黒川水系と熊本市(龍田陳内地区)の白川水系を対象に,豪雨と河川水位の特徴,洪水災害の概要を現地での浸水深調査に基づいて以下のように報告した。1)豪雨の特徴。最大6時間降水量は459.5mmであり,リターンピリオド284年に相当する。2)阿蘇市,熊本市での洪水被害の状況。2-1)阿蘇市内牧地区。8時間強で5mも黒川の水位が上昇した。浸水深が0-50cmの区域でも浸水の実測値は50-180cmに達していた。一方,浸水想定が200-300cmの区域では40-120cmにとどまっていた。2-2)熊本市龍田陳内4丁目。ここでも白川の水位が8時間で5mも上昇した。浸水深は465cmに達している。土地利用図の変遷から水害常襲地に宅地開発が進められてきたことを明らかにした。