抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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設備の状態監視保全を目的として,多次元のセンサ信号に基づき設備故障の予兆を早期に検知する異常検知技術を開発した。設備の予防保全において,保守作業の効率化のためには,予定スケジュールに従った時間計画保全から設備の内部状態モニタリングによる状態監視保全への移行が必要であり,そのための多次元時系列センサ信号の解析に基づく異常検知技術が求められている。また,異常事例収集が困難であることから,異常事例の教示なしで異常検知できることが要求される。本研究では,異常事例の教示を不要にするために,過去の正常データの学習により局所部分空間法に基づく正常モデルを作成し,正常モデルからの距離によって異常判定する方式を提案した。判定閾値は設備稼働状態に応じて自動設定する。さらに,頻繁かつ不規則に稼働状態が切り替わる設備を対象に運転パターンに基づく学習データ選択手法を提案した。実設備のセンサデータを用いた評価実験は,本方式の有効性を示した。