文献

J-GLOBAL ID：201402210279967824   整理番号：14A0865033

海水練りセメントペースト供試体の水和反応解析

Quantitative Analysis of Hydrating Cement Paste Specimens Using Sea Water as Mixing Water

著者 (4件)： 斎藤豪 (新潟大 工) ,  菊地道生 (新潟大 工) ,  多田直央 (新潟大 工) ,  佐伯竜彦 (新潟大 工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 21  号： 371  ページ： 231-241  発行年： 2014年07月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄筋コンクリート部材の練り混ぜ水として海水を使用することは,鋼材の腐食の観点から,敬遠されてきた。しかし,世界的な水不足や,二酸化炭素排出量低減の観点から,海水や海砂の有効利用が重要な課題になる。本研究では,海水練りセメントペースト供試体の水和反応機構を解明するため,海水を使用した場合のセメント中各種クリンカ鉱物の反応および反応率の変化と,相組成変化および細孔構造の変化を関連付けて検討した。併せて,高炉スラグ微粉末やフライアッシュを混和したセメントペーストにおいても,同様な検討を行った。海水を使用した場合,蒸留水の場合と比較して材令初期におけるシリケート相の反応が促進され,一方,材令後期における反応が停滞する傾向を示した。

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート ,  *セメントペースト ,  腐食 ,  混練 ,  *海水 ,  *水和 ,  水和反応 ,  水和物 ,  *反応機構 ,  セメントクリンカ ,  相組成 ,  鉱物組成 ,  反応生成物 ,  養生 ,  経時変化 ,  細孔構造 ,  微粉体 ,  フライアッシュセメント ,  ケイ酸塩 ,  空隙率 ,  間隙水 ,  ポルトランドセメント ,  転化率 ,  水酸化カルシウム ,  X線回折分析 ,  熱重量分析 ,  示差熱分析 ,  塩化ナトリウム ,  コンクリート混和材 ,  金属腐食 ,  鉄筋腐食 ,  高炉スラグ微粉末 ,  普通ポルトランドセメント
準シソーラス用語： 練り混ぜ ,  反応率

分類 (1件)： セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (18件)：

• 竹田宣典,石関嘉一,青木 茂,大即信明,土木学会年次学術講演会講演概要集,66, V-291(2011).
• 枷場重正,川村 満,山田裕定,高桑二郎,材料,24,425-431(1975).
• Nobuaki Otsuki, Daisuke Furuya, Tsuyoshi Saito, Yutaka Tadokoro, "Proceeding of 36th Conference on Our World in Concrete & Structures", 36, 131-138 (2011).
• 大塚勇介,檀 康弘,竹田宣典,濱田秀則,セメント技術大会講演要旨集,63,158-159 (2013).
• JIS A 6205: 2005, (2005).

タイトルに関連する用語 (5件)： 海水 ,  セメントペースト ,  供試体 ,  水和反応 ,  解析