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J-GLOBAL ID：201402210637512109   整理番号：14A1466618

北海道を対象とする総合的ダウンスケーリングの開発と適応

著者 (7件)： 稲津將 (北大 大学院理学研究院) ,  山田朋人 (北大 大学院工学研究院) ,  佐藤友徳 (北大 大学院地球環境科学研究院) ,  中村一樹 (北大 大学院地球環境科学研究院) ,  杉本志織 (北大 大学院地球環境科学研究院) ,  宮崎真 (極地研) ,  久野龍介 (アーク情報システム)
資料名： 細氷(Web)
号： 59  ページ： WEB ONLY  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0516A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気候変動やそれに対応する適応策・緩和策は国際社会の問題である。気候変動の質的量的な相違や自然環境や人口構成,産業構造等の特徴によって効果的な適応策は地域ごとに異なるものとなる。つまり,日本国内であっても一つではないことは明白で,その地域特有の気候を踏まえた詳細な気候変動予測が行われなくてはならない。全球規模の気候シミュレーションでは現在の計算機の性能では日本は30点程度の代表点でしか表現されない。そのため,この空間的に粗い情報を詳細な気象情報へダウンスケーリングを行う必要がある。本研究では,北海道を対象とした気候変動適応策策定のため,複数の気候モデルを境界条件とした複数の領域気象モデルによる力学的ダウンスケーリングを行った。本稿では計算の途中経過を紹介しているが,夏季の降水はモデルによるばらつきが大きい結果となった一方で,冬季の降水はどのモデルでも10%~30%の増加が見込まれた。

シソーラス用語： *気候モデル ,  計算機シミュレーション ,  *北海道 ,  *気候変動 ,  水文気象 ,  気象観測 ,  平均気温 ,  土地利用 ,  農業気象 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： ダウンスケーリング

分類 (1件)： 気候学,気候変動  (DC05140T)

引用文献 (12件)：

• Inatsu, M., and M. Kimoto, 2005: Two types of interannual variability of the mid-winter storm-tracks and their relationship to global warming. SOLA, 1, 61-64.
• Jung, H.-M., and M. Kanamitsu, 1994: The NMC nested regional spectral model. Mon.Wea.Rev., 122, 3-26.
• Kamiguchi, K., O. Arakawa, A. Kitoh, A. Yatagai, A. Hamada, and N. Yasutomi, 2010: Development of APHRO_JP, the first Japanese high-resolution daily precipitation product for more than 100 years. Hydro. Res. Lett., 4, 60-64.
• Kuno, R., and M. Inatsu, 2013: Development of sampling downscaling: A case for wintertime precipitation in Hokkaido. Clim. Dyn., submitted.
• Matsumura, S., and T. Sato, 2011: Snow/Ice and Cloud Responses to Future Climate Change around Hokkaido. SOLA, 7, 205-208.

タイトルに関連する用語 (4件)： 北海道 ,  ダウンスケーリング ,  開発 ,  適応