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J-GLOBAL ID：201402211896432845   整理番号：14A0156065

セミフローティング支持方式におけるピストンピン打音研究(第3報)-CAEによるピストン形状最適化-

Piston Pin Noise Analysis of Press Fit Type Piston (Semi-floating System) (Third Report)-Optimizing of Piston Form by Using CAE-

著者 (2件)： 西川智博 (本田技研) ,  近藤孝 (本田技研)
資料名： 自動車技術会論文集  (Transactions of Society of Automotive Engineers of Japan)
巻： 45  号： 1  ページ： 29-34  発行年： 2014年01月25日 
JST資料番号： S0826A  ISSN： 0287-8321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガソリンエンジンのピストン支持方式に関し,ピストンピン打音が発生しやすいセミフローティング方式の打音の改善について検討した。CAEを用いて,ピストンピン打音を定量的に評価可能なパラメータを見出し,それを活用してピストンのピン穴形状を最適化することで,ピン打音を低減することを試みた。直列4シリンダ,ポート噴射,行程容積1497ccを用いて実験を行った。パラメータは,ピーク潤滑油膜圧力,最小膜厚さ,最小クリアランス高さ,ピーク半径方向加速度などである。ピン打音を定量的に評価可能な指標として,ピン軸心挙動の半径方向加速度を見出した。評価パラメータを使用して,ピン穴のサイドリリーフ形状の最適化を行い,フルフローティング同等以上のピン打音レベルを達成した。

シソーラス用語： ガソリン機関 ,  *ピストン ,  *ピストンピン ,  騒音抑制 ,  CAE【計算機】 ,  *ピンホール ,  *形状最適化 ,  エンジン試験 ,  潤滑油 ,  膜 ,  流速計 ,  粒子追跡流速測定
準シソーラス用語： セミフローティング支持方式 ,  *打音 ,  挙動解析 ,  油膜 ,  PTV【流速計】

分類 (1件)： 火花点火機関  (PB02020C)

引用文献 (6件)：

• (1)近藤孝,西川智博:セミフローテイング支持方式におけるピストンピン打音研究 (第1報), -潤滑油挙動可視化-,自動車技術会論文集,Vol.45,No.1,p.15-22(2014)
• (2)近藤孝,西川智博:セミフローテイング支持方式におけるピストンピン打音研究 (第2報), -ピストンピン打音発生メカニズムの解明-自動車技術会論文集,Vol.45,No.1,p.23-28(2014)
• (3)小笹俊博,鈴木繁雄,野田卓:コンロッド大端部軸受の弾性流体潤滑解析,豊田中央研究所 R&D レピュー,Vol.31,No.4,p.1-12(1996)
• (4)能村幸介,岡田義裕:聴覚特性を考慮した白動車音質評手法,Honda R&D Technical Review,Vo.9,p.131-139(1997)
• (5)神谷満好,小林利彰,嶽和禿,高橋幸敬,三原雄司,染谷常雄:ピス卜ン打音発生時のピストンスカート面圧測定, Honda R&D Technical Review,Vo.9,No.1,p.149-155(2007)

タイトルに関連する用語 (7件)： セミ ,  支持 ,  ピストンピン ,  研究 ,  CAE ,  ピストン ,  形状最適化