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J-GLOBAL ID：201402212520330860   整理番号：14A1056455

下水処理水の再生利用のための再生処理技術に関する研究

著者 (1件)： 安井宣仁 (土木研 つくば中研)
資料名： 土木技術資料  (月刊土木技術資料)
巻： 56  号： 9  ページ： 50-51  発行年： 2014年09月01日 
JST資料番号： G0921A  ISSN： 0386-5886  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 下水処理水の再生利用に不可欠な再生処理におけるウイルス除去技術を検討した。ウイルスが粒子に付着して存在するという観点から,各種下水処理水について膜処理技術を用いて室内実験を行い,微小懸濁物質とロノウイルス(NoV)除去との関係を調べた。精密ろ過(MF)膜,限外ろ過(UF)膜,および凝集剤のポリ塩化アルミニウム(PAC)の組合せを適用した。その結果,再生処理を行う際,0.4μm以下の微小粒子の除去が重要であり,それが可能となる膜処理の評価が重要であると示唆された。NoVは,PAC添加後のMF膜処理では2Log(99%)以上,UF膜処理ではPAC添加量に依らず3Log(99.9%)以上の除去が見込まれた。再生処理技術の国際規格(ISO/TC282)への検討が進んでいる。

シソーラス用語： *下水処理水 ,  リサイクル ,  除去 ,  *ウイルス ,  懸濁物質 ,  凝集剤 ,  塩化アルミニウム ,  選択透過膜 ,  *膜濾過 ,  下水処理
準シソーラス用語： *ウイルス除去 ,  ポリ塩化アルミニウム ,  限外濾過膜 ,  再生利用 ,  精密濾過膜

分類 (2件)： 下水,廃水の物理的処理  (SC03040L) ,  その他の廃水処理・処分  (SC03070S)

引用文献 (4件)：

• 日本下水道協会:平成25年度下水道白書 日本の下水道、p.84、2014
• 国土交通省都市・地域整備局下水道部、国土交通省国土技術政策総合研究所:下水処理水の再利用水質基準等マニュアル、45p、2005
• Charles P. Gerba, Charles H. Stagg and Marc G. Abadie, Characterization of sewage solidassociated viruses and behavior in natural waters, Water Research, 12(10), 805-812, 1978.
• Qinglong Wu and Wen-Tso Liu, Determination of virus abundance, diversity and distribution in a municipal wastewater treatment plant, Water Research, 43(4), 1101-1109, 2009

タイトルに関連する用語 (4件)： 下水処理水 ,  再生利用 ,  再生処理 ,  研究