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J-GLOBAL ID:201402217242471645   整理番号:14A0490608

ウシのκ-カゼインはヒトロタウイルス(HRV)へグリカンの直接結合によりHRV感染を阻害する

Bovine κ-casein inhibits human rotavirus (HRV) infection via direct binding of glycans to HRV
著者 (12件):
資料名:
巻: 97  号:ページ: 2653-2661  発行年: 2014年05月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ヒトロタウイルス(HRV)は,重度の乳児胃腸炎の主要な病原体である。ヒトやウシ両方の成熟乳からのκ-カゼイン(κ-CN)は,抗HRV活性を持つことが咆哮されている;しかし,この活性のメカニズムはよく理解されていない。今回の研究は,後期初乳(分娩後6-7日)と成熟乳から由来したウシκ-CNの保護作用に関する分子的機序を検討した。カゼインの構成要素の中で,κ-CNは確認されている唯一の糖化蛋白質である。ゆえに,我々はκ-CNのグリカン残基が抗HRV活性に関与するかどうか調べた。シアリダーゼ処理により得られた脱シアル化CNは抗HRV活性を示したが,O-グリコシダーゼ処理により得られた脱グリコシル化CNは,グリカンがCNの抗ウイルス活性に関与することを示す,抗ウイルス活性が欠けていた。さらに,エバネッセント場蛍光アシスト分析は,HRV粒子がウイルス価依存性に加熱したカゼイン(95°Cで30分間)に直接結合することを示した。加熱したκ-CNは中和分析で阻害活性を保持したが,活性は加熱処理前に観察されたものより弱かった。我々の調査結果は,HRVへのウシκ-CNの阻害メカニズムがグリカン残基によりウイルス粒子に直接結合を含むことを示している。加えて,κ-カゼインの熱不安定性構造はHRVへのκ-CN結合の維持に重要な役割を果たすかもしれない。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品蛋白質  ,  生物学的機能  ,  ウイルス感染の生理と病原性 

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