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J-GLOBAL ID:201402217881646197   整理番号:14A0774862

オーキシン阻害剤とは異なるcis-ケイ皮酸選択的抑制剤

cis-Cinnamic Acid Selective Suppressors Distinct from Auxin Inhibitors
著者 (5件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 600-607 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: G0504A  ISSN: 0009-2363  CODEN: CPBTAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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アレロケミカルの1種であるcis-ケイ皮酸(cis-CA)の活性は植物中では天然オーキシンであるインドール-3-酢酸(IAA)のそれと非常に似ており,そのため長い間cis-CAはオーキシンの類似体であると信じられてきた。合成した250以上のcis-CA誘導体の二三の構造活性相関の研究,およびレタス根成長阻害に及ぼすそれらの阻害活性の評価を報告した。この研究において,根成長阻害に対して低または非阻害活性を示した化合物をcis-CAおよび/またはオーキシンに対する候補抑制剤として集め,それらの活性を調べた。cis-CAが存在するとレタス根の生長は阻害された。しかし,二三のcis-CA誘導体の添加はコントロールレベルの根成長を復元した。(Z)-3-(4-イソプロピルフェニル)アクリル酸,(Z)-3-(3-ブトキシフェニル)アクリル酸,(Z)-3-[3-(ペンチルオキシ)フェニル]アクリル酸,および(Z)-3-(ナフタレン-1-イル)アクリル酸の4化合物を,それらによるIAA誘導効果または伸長活性に何等の影響を及ぼすことなしにcis-CA処置による阻害から根成長の回復が可能なcis-CA選択的抑制剤の候補として選択した。3種の候補化合物はcis-CA由来潜在的阻害剤により根短小化が顕著に改善された。これまで報告されなかった根成長阻害のための不活性cis-CA誘導体から二三のcis-CA選択的抑制剤が見出された。cis-CA選択的抑制剤は植物成長調節機構の解明に重要な役割を担うであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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植物ホルモン  ,  芳香族単環カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  ,  植物成長調整剤 
物質索引 (5件):
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引用文献 (23件):
  • 1) Haagen-Smit A. J., Went F. W., Proc. Kon. Akad. Wet. Amst., 38, 852-857 (1935).
  • 2) Koepfli J. B., Thimann K. V., Went F. W., J. Biol. Chem., 122, 763-780 (1938).
  • 3) Ugochukwu E. N., Wain R. L., Ann. Appl. Biol., 61, 121-130 (1968).
  • 4) Yang X. X., Choi H. W., Yang S. F., Li N., Aust. J. Plant Physiol., 26, 325-335 (1999).
  • 5) Wong W. S., Guo D., Wang X. L., Yin Z. Q., Xia B., Li N., Plant Physiol. Biochem., 43, 929-937 (2005).
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